ナンパコラム#16.5 たかり系女子は忌み嫌うべき存在ではなく、深く感謝するべき存在である


以前書いたコラムに対して多くの反響があり、多くの意見やお便りを頂いた。


・ナンパコラム#16 たかり系女子に対する心構えと、具体的な対処方法
nanpawars-blog.net/post-3507


それらを読んだ上で、ここでもうひとつ自分の意見を追記したい。



たかり系女子は忌み嫌うべき存在ではなく、深く感謝するべき存在である。
彼女たちは絶対に必要な存在である。



前回の記事では、たかり女子はただただ避けろと書いた。もっといい子がいるので、その子を口説くことにリソースを集中させようと主張した。


それだけでは足りない。
彼女たちには感謝の意を表さなければならない。


なぜなら彼女たちが存在するからこそ、本当に良い子の良さが際立つからである。



比較評価というものがある。



複数のもの(あらゆること、もの)に対して、その良し悪しの価値を定めること。そしてそれらを比較することである。


これらは差があるからこそ価値が比較できる。世の中の全ての石が同じ形・大きさのダイヤモンドであった場合、ダイヤモンドに際立った価値はなくなる。
どこに行ってもダイヤモンドは拾えるし、どれを拾っても同じ輝きのダイヤモンドになってしまうからである。


高校時代のクラスのマドンナは、その他の一般クラスメイトの容姿が普通だからこそその美しさ、可愛さが引き立てられている。


普通のクラスメイトの女子の容姿が普通だからこそ可愛い子には価値が生まれ、誰もが(機会があれば)話したい存在になり、お近づきになりたい存在になる。


クラスのマドンナですら、例えばトップモデルに囲まれてしまったらその可愛さは全く際立たなくなる。
それはまるで某アイドルが某イベントで受けた公開処刑のようなものになってしまう。
(単体で見ればそんなに劣る容姿でないはずにもかかわらず)



by Google image


もちろん中には私は比較評価は一切しない!自分が良いと思うと思ったものが良いという絶対評価だけを基準にしている!という人もいるだろう。


それはとても素晴らしいことである。誰がなんと言おうと私/僕はこれが好き、比較ではなく絶対的にこれが好き、というモノ/コトがあることは当然あるし、それはとても良いことである。


しかし人間は社会動物である。社会動物であるがゆえそこには必ず社会があり、人と人がおり、そうすると必ず比較というものが生まれてくる。
なので絶対価値というものはあるにはあるのだが、相対価値との線引きははっきりしたもの(白か黒か)にはならない。


割合になる。絶対評価が多めだけれども、幾分かは相対評価の要素も入ってきている、というような価値判断になる。
ゼロか百かというふうにはならない。割合の問題になってくる。我々は非常に複雑で曖昧な世界に生きているのである。


話を戻そう。


たかり系女子がいるからこそ、たからない系女子の価値が上昇する。


むしろ世の中にたかり女子が大勢いて、世の恋愛市場にはびこって、その勢力を拡大し良い場所に居座れば居座るほど、その声が大きくなれば大きくなるほど、希少なたからない系女子の株がどんどんどんどん上昇していくのである。


闇があるから光が輝くのである。



多くの闇を見てきた。こんなに闇があるなんて思ってもみなかった。
比較的平凡な学生生活を過ごしてきて、そこでコンパを覚えて毎日女の子と合コンして、その頃は楽しかった。


女の子とワイワイ飲んでいて楽しかった。社会人になってふとしたことでナンパを覚えて、女性経験が指数関数的に増加し始めてから、一気に女性の闇を知った。


婚約中なのに不特定多数複数と積極的に関係したがる子。断れない性格で、本当に誘われたらだいたいの人としてしまう子。


彼氏がいるのに嘘をつく子。たかり目的でご飯だけたべて会計時に『先出てるね』と行って走って逃げる子。ホストにハマって借金のある子。
リ○トカットの画像をネットにアップし続ける子。食べてすぐ吐くのを辞められない子。拒食症/過食症の子。


結婚詐欺の経験がある子。パパ活の子。整形中毒の子。複数のヒモ男を抱えるハードワーカーの風俗子。整理整頓ができない汚部屋の子。真剣に付き合ってるのに別の複数男性とコスプレプレイを楽しむ子。



多くの闇を見てきた。そしてもちろん女性不信に陥った。こんなもの見たくなかったと思った。どんな女性も信じられなくなったし、どんな女性に対しても一緒に居れる自信が自分からなくなった。女性に希望を持てなくなった。


だがそんな闇にいた時に、とある女性と出会った。
素晴らしい女性だった。たかり女子とは正反対の性質の持ち主だった。外見が良いのに性格が素朴な子。スレた感じが一切無い子。完璧で、非の打ち所が見当たらない、自分の理想を超えてしまうような子。


もしかしたら、ただ単に多くの闇を経験したからその子のことが良いと思っただけの話だったかもしれない。
ただ順番的にタイミングが良かっただけの話かもしれない。
でも、それでも自分にとって、本当に彼女は自分の世界を救ってくれるような女性だった。
自分の歪んだ女性観、世界観を変えてくれた子だった。


闇の中にいた自分に見えた、空からの一筋の光のようだった。
暗闇にいたからこそ、その光は本当に輝いて見えた。


自分はこのように、普通の恋愛をする→女性の闇を知りどん底→良い女性の良さを再確認 という経緯をたどった。
いまもこのような良い女性が好きだ。
もちろん自分は最初は100パーセント外見から入るので、性格はその後になるが、上記したような素朴な性格の子が好きだ。


例えるならこの子のような性格の子が好きだ。

(注意:たまたまキンドルで読んでハマっただけで、ナンパ要素もモテ要素も0パーセントなので、エンタテインメントの意味以外では一切読む必要はない。)






by 凪のお暇 www.akitashoten.co.jp/works/nagi/

(自分も自炊をするし、なによりこういう小技を多用したり新発見したりして料理を作る過程そのものが好きなので、同じ価値観の子とはとても良い時間を過ごせるし、なにより心地が良い。

一緒にいて楽しい。節約小技レシピは無限にあるので飽きない。おしゃべりしながらすぐ一日が過ぎる。)



ナンパをしていて、世の中の女性は必ずしも良い子ばかりではないということを学んだ。
何をいまさらアタリマエのことを、と思うかも知れないが、「実体験として」、見聞ではなく本当の意味で「世の中の女性はいい子ばかりではない」ということを経験できた。
実際に痛みを感じながら彼女たちのことを知ることが出来た。


正直ナンパの現場は生易しいものではない。ナンパの仕方にもよるが、プレイスポットでナンパするナンパプレイヤーの方々は、そのたかり女子の多さやスレた女性の多さに驚いた経験が大いにあるだろう。


なんでこんなたかり女子ばっかりなんだ?なんでこんな調子に乗った女ばっかりなんだ?
東○ア○○の○○街かここは!?
と驚愕した経験はナンパをかじったことのある男性ならば誰もが経験したことのある感情であろう。


しかしどうかそこで怒りを覚える前に知ってほしい。忌み嫌い、彼女たちを攻撃してしまう前に事実を認識して欲しい。
彼女たちが居るから良い子が映えるのだ。彼女たちの存在があるからこそ、世の中にいる数少ない性格の良い美人が光り輝くのだ。
自分にとっての価値が向上するのだ。


いや、たかり女子たちには全員消えて欲しい!たかり女子たちは今すぐ全員性格の良い美人に生まれ変わるべきだ!と思う人もいるかもしれない。
しかし実際にそうなった世界を想像して欲しい。


絶対的につまらない世界になる。誰もが同じ顔。誰もが同じ素朴な性格。比較もなにもない。差もない。すべての女性がすべて同じ均一な良い性格。


安心と安全はつまり退屈だ。もし仮に絶対評価で彼女たちが好きでも、相対評価の部分が足りなくなる。人は社会動物であり、序列の世界から逃れることは出来ない。社会主義はユートピアには成りえなかった。



差があるから価値が生まれる。闇があるから光を知れる。嵐があるから凪のありがたさが分かる。
たかり女子に苦戦している今があるからこそ、将来の素晴らしい長期的関係を構築できうる子、将来の伴侶の性格の良さに価値が生まれるのである。世の中の女性がたかり女子だらけであるからこそ、非たかり女子の性格の良さが際立つのである。



たかり女子とは相容れない価値観と相容れない世界で生きている、という考えがある一方、結局彼女たちと同じ社会に生きており同じ恋愛市場で活動することになるため、どうしても接点というものは生まれてしまう。


だが彼女たちがいるからこそ、彼女たちに苦しめられたことがあるからこそ、そうではない自分に合った女性の素晴らしさが際立つということを忘れないで欲しい。
もちろん彼女たちに出会ってたかられたら嫌な思いはする。ぐっと歯を食いしばるような気持ちになることも多々あるだろう。


だがその悔しさがいつか報われる時が来るということを覚えておいて欲しい。むしろ苦しかったり辛かったりした経験が多ければ多いほど、素晴らしい女性に出会い、長期的な付き合いを構築できたときの感動は計り知れないものになる。



『闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光の有難さが分かる』


闇と光は、その両方の存在が必要なのだ。
すべての経験は繋がる。忌み嫌う存在も、いつか感謝すべき存在になる。


たかり女子にたかられない男性はいない。彼女たちはどこにでもいるし、さらには百戦錬磨のプロだ。
どうしても確率的にアポや連れ出しを数多くしていると、一定の確率でやられてしまうことになる。


だがぐっとこらえて前に突き進んでいこう。激怒や反撃・報復はやめよう。
それらの感情を感謝に変換することで初めて、闇が光へと変わっていくようになる。