多くの一般男性は必ずしも「ナンパ師」になる必要はなく、その要素を取り入れるだけで十二分にQOLが上がる


ナンパコラム#36


これは決してナンパ師の存在やそのライフスタイルを否定したりdisしたりする内容でも意図でもなく、
一般男性がゴリゴリのナンパ師になることはいささかハードルが高い現状があるものの、


実際はその要素を取り入れればQOL(特に恋愛面において)が結構向上するという主旨の記事である。


ようは普通の会社員はおおげさに「ナンパ師」にならなくても、ナンパ師的要素を自分の生活に取り入れれば
結構楽しく刺激的な日常を送れるのではないかということである。


それでは下記に詳細について解説していく。



■ザ・ナンパ師のハードな日常


ブログやツイッターのおかげで昔は超がつくほどアンダーグラウンドであったナンパ師という存在が、現在は随分可視化されてきた印象がある。


ナンパ師の実態を知るとそれまでの地元のチャラい人のエピソードが全部おままごとのように感じるようになる。
100人切りの先輩がいて凄い、みたいな話も、ナンパ師からしてみたら「まずは100即してから発言しろ」という価値観に瞬殺され、


フレンドが複数いるとかいう自慢も、合コンでお持ち帰りしたという自慢も、
ナンパ師の1日6即とか月50即とか年間300即だとかいう話の前ではすべてがチリと化す。


とはいえナンパ師側からしてもそれは最近は即数がインフレしているからだという反論があるかもしれないが、
実は自分の感想だと即数は現在はとても落ち着いている印象で、


自分がナンパを始めた時の方がもっとインフレを起こしていた。
当時いた東京のとある凄腕は雑誌の企画で月100即とかしていたので、それを最初に見てしまった自分としては現在のほうが皆リスクヘッジをしながら丁寧に即っているような印象がある。


そしてこれは過去現在変わらないが、数字だけでなく質、つまりモデル即であったり、芸能子、グラドル、アイドル、高級キャバ嬢、コンカフェ嬢、高学歴OL、スタイル抜群案件、正3逆3複数LAN青空即多目的即散歩彼蟻即など、


もはやAVサイトのジャンルタグ一覧のような刺激的な情報がインターネット上には溢れており、
そしてそれを達成するためにナンパ師たちが日々繁華街で鬼のローラーをかけている様子を垣間見ることができる。


皆真剣にナンパに関する情報について語っており、時には激しい議論が発生することもある。


このやり方は全然間違っている、いや間違っていない、変なことを教えるな、、
という議論を見て初心者はびっくりしてしまうかもしれないが、


それはナンパ師たちが自分たちの技術に関して真剣であることに他ならず、
それらの議論は結果としてナンパ師全体の質の向上に繋がり、その議論に参加した全員の実力が向上するという止揚が達成されている。


更には男と男がモメるのは金と女が絡むときだけであるという名言の通りに、
いい女を抱いているナンパ師は当然のように嫉妬にかられ、叩かれるようになる。


そしてその様子はすべてインターネット上で行われるため、すべての参加者が閲覧可能である。
初心者はそれを見て驚き、発言を控えるようになるか、鍵垢にしてひたすら閲覧に専念するようになる。


ナンパ師のストイックな生活も一般人を驚かす。
ボディメイクをゴリゴリにしているナンパ師の超絶ハードなトレーニング風景や食事内容、筋肉画像、


整形ガチ勢、メンズメイクガチ勢、ファッションガチ勢のそのクオリティの高さに皆驚き、
称賛し、憧れを抱く。


このように、恋愛全方位全分野に命を賭けているナンパ師達を見て一般男性は腰を抜かす。
そしてそうなりたい、と思う前に、こんなのムリだわ、できないわ、という感想を持つ。


しかしそれは早計なのだ。そうではない。
全員が全員こんなにストイックになる必要は一切ないのだ。
もっと良い付き合い方がある。



■一般社会人男性は普段の生活にうまくナンパ師的要素を取り入れれば良い


月金で会社員をしていて、ああ2年位彼女いないなあ、出会いがないなあ、
という男性はナンパをして彼女を作ればいいのである。


ナンパのやり方が分からない、というのであれば、ブログなりツイッターなりを調べればいいのである。
ある程度の女性経験があったり、友達と学園祭で女の子に声をかけた経験があったり、


先輩や後輩と酔っ払った帰りにバーでナンパした経験があるような会社員だったら、
ある程度ナンパ師から技術を盗めばそれなりの成果を出すことが出来るようになる。


現在口説きたい女の子がいる男性はナンパ師のやり方を参考にすれば良いのである。
別にいきなり雑な短文ラインを打てという話ではない。口説きたい女の子がいるときこそその子だけを想うことをやめ、


できれば別の女の子と遊びながらの方がラインがキモくならないとか、
それがムリなら一旦仕事に意識を向けるとか、そういう分散作業を挟むことで実際の成功確率が向上するとか、


ナンパ師がおごり女子、たかり女子を華麗にあしらっている様子や体験談を見て、
自分がメシ要因になっていないかをチェックしたり、今後そういうことをされない男になるよう気をつけるだとか、


ざっとナンパ師のやり方やマインドを流し読みして、良いところを自分に取り入れていけばよいのである。


先程からナンパ師の良いところばかりを書いてきたが、実際にナンパ師は良いことばかりではない。


一番は女性が信じられなくなること。あまりの数のとんでもない猛者級の悪女に遭遇した結果女性を信じられなくなるし、


自分も浮気するし相手も浮気するし平気で嘘に嘘を塗り重ねるため、
もはや現実世界の登場人物がバーチャル化してしまったんじゃないかというくらい虚無な感覚に襲われることもある。


そしてもうひとつは1回のセケスに対する満足感が相対的に減ること。
経験人数が300とか500とか1000とかになると、その中のトップ10の最高だったセケス体験が選りすぐりの選りすぐりのヘブン体験になってしまっていることがある。


一度トップのヘブンを知ってしまったことで、それ以降が若干刺激がなく退屈に思えてしまうことがある。
もちろんこれも時間とともに薄れてくるので、自分としてはそこまで問題ではないとは思っている。

(世界最高の料理を食べたあとでも、3日間絶食すればカップラーメンが世界一のグルメになるのである)


ナンパ師同士のいざこざも人によっては大きなストレスになる。
釣り人が良質な釣りスポットをめぐり喧嘩をしてしまうように、良質な狩場が限られている構造からどうしても喧嘩が起こってしまう。


人間が複数存在する以上どうしても派閥が生まれ、派閥が生まれるとどうしても対立が生まれる。
バチバチ対立全然オッケー!という人もいるが、それが嫌だといって垢消ししてしまう人も一定数存在する。


しかしこんなことも一般人男性、一般会社員男性は気にしなくて良いのである。
インターネットの情報を見てひとりで街に出ればいいし、それが勇気がなくてできないのであれば友人を誘ってふたりでやればいいし、


月に10即とか20即しなくても、合コンや街コンの延長だと思って声をかけて自分の好きな属性の女性と出会えば良いのである。

(もちろん自分に合う派閥を見つけてそこに入ることも全然良いことである)


もちろんこれにも例外があり、自分は先程から「一般会社員男性」と書いてきたが、
まだ一度も女性と付き合ったことのない男性とか、まだ一度も女性とデートしたことがない男性の場合は、また違った特訓が必要である。


その場合は合コンの延長で、とか、ナンパ師の要素をちょろっと取り入れて、
という感覚ではなく、もう少しがっつり、


まずは体型改善をしたり、食事含む生活全体を良いものにしたり、
ファッションを根本から変えたり、髪型を美容院でしっかり整えてもらったり、


今までの人生で染み付いたモテ男とは反対方向の生活様式とマインドをすべてひっくり返す必要がある。
その場合は結構な覚悟が必要だし、ちょろっと要素を取り入れるだけの気合いでは足りない。


しかしそれ以外の、ちゃんと女性と付き合ってきた男性とか、
ある程度女性とデートしたことがある男性は、その生活にナンパ師の技やマインドを上手く取り入れるだけで、


別にわざわざナンパ師的生活をしなくても、ストイックな即数追いをしなくても、
それだけでそれなりに上手く恋愛面のQOLを向上させることが出来るのである。


ナンパ師の良いところだけを意識的に取り入れて、
自分の恋愛をひたすらに良くしていく行動をすれば良いのである。



■おわりに


女にモテたいと考えたり、彼女が欲しいな、フレンドがほしいなと考える人は、
インターネットでモテ方を研究している記事を読むようになる。


しかしこれは自分の実体験でもあるが、そういう記事は本当に心から毒にも薬にもならない。
結果自分がたどり着いたのがナンパの世界であり、ナンパブログであり、ナンパのリアルな世界である。


それは格闘技の戦い方やスポーツの戦い方の記事と、
実際に第二次世界大戦中に交わされていた兵士同士の会話とかベトコン帰還兵同士の会話くらい差がある。


本気で目の前の相手を倒そうとしてる人同士の会話は完全に別格なのである。
いらないものは削ぎ落とされ、無駄なものは消え去り跡形も残らないし語られない。


そこから要素を抽出すればよいのである。
そして一般社会の会社員生活はそのまま継続する。


ナンパ師を参考にしてちょっと遊んで、ちょっといい思いして、そして良い子と結婚して家庭を持てば良いのである。
むしろそれくらいの付き合い方が理想である。


これが多くの男性におすすめするやり方である。
残念ながら自分はもうこの世界にどっぷりハマってしまったためおそらくもう抜け出せない。


さらに悪いことは、どっぷりハマった自分の現状を何も悪いものだと思っていないことである。
残念とも一切思っていないことである。
ハマろうと思ってハマったわけでもないし、続けようと思って続けているわけでもない。


自分としては何故皆こんなに奥深い世界に入ってこないのかという思いである。
だけどこのズレた感覚が結果として良かったのかと今は思う。




・その他ナンパコラム一覧
nanpawars-blog.net/post-3251


コメント

  1. かわず より:

    ナンパブログに出会ってなかったら、毎回毎回の女性に感情入れまくって、労力とお金使いまくった挙句上手くいかなくてボロボロになって死んでたと思います。
    普通に現代社会を生きてたら、ビジネスライクに恋愛することは悪だと見なされますもんね。
    いやー出会ってよかった!

    • チバ より:

      >かわずさん
      私もナンパブログに出会ってナンパを始めたので、
      本当にそう思います。