4月の出来事です。
[バツ2の丸の内OL-美女ゲットナンパ7人目-]
とある春の日。
ワークの帰り道。美女を求めて表参道でナンパをしていた。その頃はホームの新宿でナンパをし過ぎて。アウェイの街に苦戦していた。
集中して一時間、と決めたのに、これといった成果も出ず。そろそろモチベが切れそうで。そんな気分でけやき並木を表参道方面に歩いている時。彼女とすれ違った。
黒のミディアムヘア。巻き髪。上品な服装。雑誌で言うとOggiだろう。丸顔に大きな目。ほんわかした印象。年齢は20代後半か。スト値は3.5。美女。
瞬間、ターンして。早足で。彼女を追い抜き、声を掛けた。
が、不発。
焦って。再度声を掛ける。彼女はそれを遮って。『結構です』と言い、早足になる。
しかし、まだ終わってない。彼女はまだこちらを見ていない。
「勧誘とかじゃない」
そう言って。彼女がこちらをふと見た瞬間、ちょっと強引に前に出て。ジェスチャーを使って足を止めた。
そこから怒涛のトーク。話しかけた理由。ストーリー。時間をかけて。5分。10分。
けやき並木は一直線で。立ち止めを長時間していると、目立ってしまう。
それでも、諦めたくなくて。せっかく立ち止めまでいった美女。これがダメなら坊主で帰る覚悟で、ガンガン粘った。
『仕事終わる時間読めないけど、それでも良ければ』
あまり確度が良い反応では無かったが、立ち止め中に、次の週の仮アポを決めることが出来た。
しっかりとナンバークローズをして、その日は解散。
それからのメッセージのやりとりはなぜか非常に上手くいき。
前日の直前メールも無事に返信があり。当日も。彼女は仕事で大きく遅れることもなく。
新宿の、いつもの待ち合わせ場所で、彼女と落ち合った。
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◆1軒目
隣り合わせのバー
彼女のことを深く聞き出してからは、驚きの連続だった。
彼女は、とても優秀だった。勤務先は丸の内のとある企業。いわゆる丸の内OL。パンではなく。バリバリの総合。
出身大学は、これも真面目な。都内にある国立の女子大。お嬢様なら誰でも入れるような、そういう大学ではなくて。
その他にも。
見た目どうみても20代後半だったが、実際は30代前半だったこと。
都内の一等地にある3LDKのマンションに住んでいること。
そして、どうみても順調そうな人生を送っていそうな経歴とは裏腹に。
2度の、離婚歴があること。
戸惑った。ここまで深く聞いて良かったのだろうか。それに、ここまで聞く目的は?自分の目的は、彼女を口説くことだ。彼女の過去を掘り出すことじゃない。このような深い話は、ゲットの後に聞くべきだ。
得意のいじりトークが出しにくい。地雷はどこにあるか分からない。トークの組み立てに、頭を悩ました。
そんな自分をよそに、彼女は楽しく自分のことを話していた。
いつも尽くしすぎてしまうこと。
相手が安心しきっていつも浮気すること。
それを何も言えず、ずっと我慢すること。
それが溜まって爆発し、最後は関係が完全に壊れること。
そして、それを繰り返してしまうこと。
『笑っちゃうでしょ』
笑顔を誘うように彼女はそう言った。自分は、沈黙する以外に何も出来なかった。
気を取り直して。いつものスキームに乗せなくては。雰囲気を立て直すために、それから、1時間位。じっくりと、話し込んだ。
質問トークを駆使して。7:3の比率を守り。その他の話題も引き出し。能力の伝達も十分に行った。
彼女との距離が自然に近くなった。判定法。OK。
次のステージに進もう。
◆2軒目
立ち飲みのバー
『六本木の私のいきつけの店に行きたい』
彼女は何度もそうお願いしてきた。彼女の意図は良く分からなかった。だが、まだ主導権を握る段階ではないことは分かっていた。あらゆる言い訳を使い、スキームでいつも使うバーへと入店した。
ボディタッチによる性的誘惑ステップ。このステップをこなしたい。立ち飲みのバーで、楽しく会話を交わす。
下ネタトーク。段階的なボディタッチ。彼女からのボディタッチの引き出し。3歩進んで。2歩下がって。徐々に。徐々に。
判定法。機は熟していた。
もう、十分だった。
◆3軒目
六本木のバー
少し気持ちに余裕が出来たため、彼女の要望を聞くことにした。
タクシーに乗り、彼女の行きたがっていた六本木のとあるバーへと向かった。
そこは彼女が頻繁に通う店だった。彼女は入店するやいなや、マスターや店員、馴染みの客に挨拶をすると共に、自分を紹介して回った。
自分は、彼女ではなく、店員や馴染みの客の反応を、注意深く観察していた。
◆4軒目
彼女の家
いきつけの店で酔っ払い、上機嫌になった彼女は、店を出てすぐ路上に飛び出してタクシーを止めた。
タクシーに乗り込み、運転手に告げた行き先はどこなのか、と尋ねると。分かってるでしょ、と一言い。思い切りキスをしてきた。そのまま、ずっとキスをした。
15分ほどで、とあるマンションに到着した。大きくて豪華なエントラス。ボタン数の多いエレベーター。静かな廊下。二重ロック。そして、女性の家に入るときに必ず香る、あの独特の匂い。
玄関を抜ける。部屋がいくつもある。一つの部屋は完全にカラだった。少し引っかかったが。それ以上は気にしなかった。
二人はそのままベッドへと向かい。グダも何もなく。
準即を決めた。
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それからは、彼女の家と自分の家を頻繁に行き来した。
一度、改めて、バツの詳細について、彼女から詳しく聞いた。
最初の旦那は大学のサークルで知り合った先輩。その人は、初めての相手だった。付き合ったのも。そして、行為に及んだのも。
つまり彼女は、バージンを捧げた相手と、最初の結婚をしたという。
彼女は自分が信じる通りに、献身的に彼に尽くした。不貞も、肉体的にも、精神的にも、一度もしなかった。
安心しきった旦那は浮気を繰り返した。そしてたった一度の大げんかを機に、ふたりはその関係を終えた。
バツはついてしまったものの、依然として彼女は美女だった。親に厳しく管理されていた学生時代とは異なり、もう既に自由の身だった。すぐにオファーが殺到した。それでも、彼女は浮つかず、慎重に選別を繰り返した。
そして、多くのオファーから厳選した結果、とある男性とお付き合いを始めた。
人生で2人目に付き合った男性。そして、人生で二度目の結婚相手。彼女は、セカンドバージンを捧げた相手と、結婚をした。
しかし、数年後。蓋を開けてみると。結果は全く同じで。
彼の浮気により、また関係は崩壊して。2つ目のバツがついて。
もう、彼女は30を過ぎていて。
荒れてしまって。自暴自棄になって。遊び人の女友達とつるむようになって。
『人生は楽しむもの』
『結婚は墓場』
『今が楽しければそれでいい』
そのような標語のもと。多くの男性と関係を持つようになった。
最近について聞いた。同棲していた彼氏がいたという。これまたエリートの、同じ丸の内にある、とある商社の男。
でも彼は、ひどい男で。
出張と嘘をついて、女の家を泊まり歩くような男で。
行為中、バックで突きながら、灰皿片手にタバコを吸うような男で。
尽くせば尽くすほど、愛のある関係から遠ざかるようになり。
彼を問い詰めたり、自分も浮気をしたり、色々なことをしたが、何の解決にもならず。
そして先日。自分と出会う一週間前。彼がいない間に、彼の部屋の物を全てゴミ業者に片付けてもらい。
後日それに気付いた彼に向かって、貴重品だけ入った袋を投げつけて。家から追い出して。
その関係を、完全に終わらしてきたという。
そして現在。彼女は遊んでいた。クラブ遊びも。パーティー遊びも。その他、色々。
性的な関係を持つ人間は、自分の他に、複数いるようだった。
彼女は、もし付き合うならば、曖昧な関係の人は全部切ると、匂わせてきた。
もし正式に付き合うならば、空いた部屋を使っても良いと、匂わせてきた。
もし誠実に付き合ってくれるなら。自分だけを愛してくれるなら。ずっと、自分だけを愛し続けてくれるなら。
なんでもする。ということを。匂わせてきた。
自分は、YESとも、NOとも、示さないようにした。
彼女とは先日の休日、一緒に過ごした。
今日は木曜日。
もう一度彼女と会う約束は、まだしていない。
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―振り返り―
▶評価ポイント
①早い段階での立ち止め
トークを立て直す前に立ち止めを成立することが出来た。並行トークでトークが成立したから立ち止めをするのではなく、「立ち止めをするから、トークが成立する」という、逆の順序をこなしたほうが全体的な歩留まり良くなると最近は実感している。それを美女物件にもしっかりと適応することが出来た。
▶改善ポイント
①ステップ飛ばしの見極め
振り返ると、今回の物件からは最初の立ち止めの段階でかなりの食い付きを獲得することができていた。となると、メンテナンス・ステップを飛ばしてそのまま直接関係構築ステップへと移行しても、結果が変わらなかった可能性がある。
最終的な歩留まりを良くするために準即スキームを用いているが、スキームにこだわり過ぎること無く、行けると思えば柔軟に即のスキームへと変化させる柔軟性を持つべきだと感じた。
彼女のことを「遊び人のヤリマン女」とカテゴライズして片付けることは簡単だろう。
だが、その判断には、「時間軸」は考慮されているだろうか?
◆「ヤリマンな女」と「貞淑な女」の定義
初めに、「ヤリマンな女」と、対として存在する「貞淑な女」をそれぞれ定義する。
- ヤリマンな女の定義:「性に奔放で、不特定多数の男性と性行為の関係を持つ女性」
- 貞淑な女の定義:「貞操観念が強く、容易には性行為を行わない女性」
上記の定義を彼女に当てはめる。当然のごとく、彼女は「ヤリマンな女」となる。
彼女は、不特定多数の男性と性行為に及んでいる。自分を含む、他の男性とも。決まったパートナーを持たず、自由に、奔放に、性的な関係を持っている。これは間違えようのない事実だろう。
では、果たして彼女は「過去」ずっと、ヤリマンな女だったのだろうか?
◆女性の貞操観念の時間推移パターン
女性の貞操観念の推移を、「過去」「現在」「未来」の3つの視点で分類し、その組み合わせを8つ記載した。
これを彼女に当てはめる。
過去。
1度目の結婚の時。彼女は、貞淑な女だった。
2度目の結婚の時。彼女は、貞淑な女だった。
その後。つまり現在。彼女は、ヤリマンな女になった。
この時点では、彼女は3か、4のどちらかに当てはまるということになる。
とはいえ、この3、4も
- a,ベースは貞淑な女だが、環境の変化により、一時的にヤリマン化している女性
- b,ベースはヤリマン女だが、環境がそれを許さず本性を隠し通してきて、ついに現在になって本来のヤリマン的特性を現した女性
の2パターンがあり、どちらなのかは判別が付かないが。
人は観測できるものしか認識できないため、ここでは「本当の姿」については追求しない。
◆大切なのは「未来」にヤリマンになるのか、貞淑になるのかの、どちらか
大切なのは未来だ。
これから自分と仮に付き合うとして、その後ヤリマンでい続けるのか、貞淑になり、そして貞淑のままでい続けるのか。
そのどちらになるかの方が、重要だ。
そもそも女性がヤリマン化、貞淑になる原因は、どのようなものがあるか。
- 職場、生活等の環境の変化
- 男性からの愛情の不足
- より魅力的な男性との出会い
上記のような原因が考えられるが。
ただ、自分は、その最大の原因は、「付き合う人」によると考えている。
女性は、付き合う人によって、貞淑にもなるし、ヤリマンにもなる。
パートナーが頼りなく、身勝手で。浮気症で、だらしない。
そんな場合は。女性は、他の男性を探すためにヤリマン化する。
一方。現在ヤリマンだとしても。パターン5のように、ずっとヤリマンだったとしても。
現れた男性が、圧倒的に魅力的ならば。運命の人だと思わせることが出来れば。この人しかいない、と思わせ続けることが出来るのであれば。
そうすれば。女性が現在ヤリマンだったとしても。生まれてから今までずっとヤリマン的な人生を送ってきた女性でも。不治の病のようなヤリマンの女性でも。
その男性との付き合いにおいては、貞淑でい続けるのではないかと考えている。
自分が圧倒的に魅力的になること。相手にとって特別な存在で在り続けること。魅了し続けること。
それが、ひとつの答えとして成立するのではないだろうか。
そんなことが出来るのかは分からないが。そんな覚悟を自分が出来るのかは分からないが。
解かなければならない重要な問いの、ひとつの答えを導き出せたのではないかと。
今回の件を通じて、そう考えた。
今回の戦果:1準即進捗:7ゲット/10ゲット残り3ゲット
・8人目未婚の美人女医
コメント
拝読しました。
考えさせられますね。
我々男性が恋愛工学云々と試行錯誤している裏側で女性も重い悩みを抱えているんですねw
バックで灰皿片手は笑いましたw
そういう行為で征服感を味わう男はいますよねw
千葉様、毎度素晴らしい記事ありがとうございます。
また、胸にくるものがありましたのでコメントさせていただきます。
私も最近は自分が凄腕の方のようになりたいと日々街にでていました。
先日のPDFもご用意いただいた上、このような記事を読めることに感謝しています。
ふられたり、強めのグダをくらった際に気になっていた、気付いていたんだけど見なかったこと。
それに目を向けざるを得ない記事でした。
自分の魅力が足りなかったんだと…
ありがとうございます。
今後はこのことをふまえ活動していきたいと思います。
美女ゲットおめでとうございます!
改めまして質問です。
話しかけた理由とストーリーについての考え方を教えてください。
理由は
友達にドタキャン食らって
取引先の人が急に来れなくなって
とかで、ストーリーってどんな感じなんでしょう。
君に話しかけた理由、ですよね。
この前の飲み会にいた人にすごく似てた
5年前に海外留学して別れた彼女に似てた
とか?
宜しければチバさんのお考えを聞かせてください!
ありがとうございます。
ブログには書きにくいので、
メルマガにて共有します!
改めてメッセージ下さい。
あさとさん
いろんな女性がいて、
いろんな男性がいます。
日々発見と試行錯誤ばかりです!
よしみんさん
PDF見ていただきありがとうございます!
色々やってみた結果、魅力を上げるというところに辿り着きました。
浮気対策も効果はありますが、
どちらかに偏り過ぎてはいけないと思いました。
これから頑張りましょう!