『うん。それじゃ、新宿アルタ前でね♪』
スト3.5の彼女をナンパしたのは先々週。
表参道の交差点にて、直接法で声掛けした物件だ。
物件は某ヒルズの店員で、仕事終わりで帰宅途中だった。
喫煙所でたばこを吸っていた。
慣れない感じで丁寧に声をかけた。
顔立ちが良いことを正直に褒めた。
10分位談笑した後、TG。
その場ですでに、次回飲む約束を交わすことに成功した。
その後、メッセージで単調なラインのやりとりをして、
日程と詳細を決めた。
待ち合わせ場所に現れた物件は、細身のパンツスーツで、手には少し大きなバッグを持っていた。
仕事帰りらしい。
『今日は早番だったの。明日も早番』
そうのたまう物件。
それは、明日が早いから早く帰るのか。
それとも、今日は泊まって、そのまま
仕事に行くというのか。
分からなかった。
不安を抱えたまま、目的地のバーまで歩いた。
*****
「絶対同棲してる。そんな匂いしてるよ」
友達とルームシェアだってば、と慌てて説明する彼女。
「嘘だね。最初に合った時から、男と同棲してる匂いがしてたから分かってたよ」
『なにそれー』
隣り合わせになる店で、彼女と静かに談笑した。
おれがそう思った理由は、彼女の引っ越し履歴だ。
地方の専門学校を卒業後、上京。
しかし、不思議な期間で、都内を転々と、引っ越している。
しかもかなり高級なエリア。
なんとなく直感で分かる。
同棲したり、解消したり。
はたまた、パトロンがいたり、
いなかったり。
おそらく、昔水商売をかじっていたと思われる。
やり手だ。
下手な褒め言葉は禁物か。
警戒心が高まった。
出会いについて聞くと、ほとんど無いという彼女。
彼氏は?いない。
付き合った人数は?うーん、10人くらい?
最近は?全然いい人がいなくて、さっぱり。
嘘なのか本当なのか、さっぱり分からない。
ひとまず場所を変えることにした。
二軒目。立ち飲みの店。
打って変わって賑やかな店内。
彼女は、ひたすら、「なんで私に声をかけたの?」と聞いてきた。
ここは、曖昧にしなかった。
正直タイプだったから。これ以上でも以下でもないよ。
まんざらでもなさそうだった。
攻め時だ。
店を出た。
3軒目
家打診をした。
ノー。
歩きながら考えよう。
さりげなく手つなぎ。
『これ、どういうこと?』
「ん、好意の証。言わせんなよ恥ずかしい」
そのまま家の前へ。
ここからは、最後までグダはなかった。
準即。
その夜は延々とおしゃべりをした。
なんでおれに付いてきたの?と聞くと、
『なんか堂々としてたから。悪い人じゃないと思ったから』
これが一目惚れの魔力か。
いや、ただのタイプ落ちなのかもしれない。
朝は早く起きて、モーニングの
フレンチトーストを作ってあげて一緒に食べた。
結果:1アポ、1準即
******
今回の準即で気付いたことがある。
1,丁寧に口説けば、それに相応した物件をゲットできる
2,準即では、即れない物件をゲットすることも可能である
今回は、いつものようなノリに任せたナンパで
tgした物件ではなかった。
しっかりと物件に自分の好意を伝えて、tgしていた。
もしかしたら、その気持がアポまでの間に
物件の中で熟成されて、
それをアポで刈り取りしたという形だったかもしれない。
また、これは経験則だが、今回のような物件には、
過去何度もきついグダを食らったことがあった。
なのに、今回は、なぜかほとんどすべてがすんなりと
事が進んだ。
これが、ただ、即をやめて準即にしたから、
という単純な解として片付けるのは思考停止だ。
そうではない。
何か、彼女の警戒心のようなものを無くす、
もしくは小さくした要素が存在したのだろう。
丁寧にナンパをする。
準即をする。
これで美女をゲットできるのか?
単純過ぎる。
これは仮説だ。
それに、まだ1件しか検証していない。
調子に乗るわけには行かない。
とにかく。実際に、考えてばかりより、
もう少し行動をするべきだということは明白である。
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コメント
TGとは何の略ですか?
略語が多くて分かりにくいです。
TEL番GETの略称です。
遠からず用語集を作ろうかと思います。
ああ、番ゲのことか
ところどころ知らない専門用語があります
自分が時代に追いついていないようです