ワーク帰りの平日。
歌舞伎町でナンパ。
連れ出し未遂が何度かありつつ、
15ナンパ目くらいにてゲットの固そうな
キャバ物件と立ち止めで和み。
この感覚は久しぶりだった。
モチベがぐんぐんと上がる。
食付きMAXだったため、コンビニで酒を買い直RR。
会ったばかりグダは
結局形式グダで。
その後も何もなく、
つつがなく、即。
しばらく和んで放流。
帰路。
ほくほく顔で帰宅。
にはならず。
襲ってきたのは自己嫌悪だった。
何をしてるのだろうか。
美女ゲットするんじゃなかったのか、おれ。
あれは美女か?
そう見えるだけだ。
ギャルは化粧品で出来ている。
あの顔の下のすっぴんは間違いなく酷だ。
美の欠片もない。
なぜ美女をゲットしたいと思ったんだ?
こういう感覚に襲われないためだ。
以前は、即をできれば、満たされていた。
1即、2即、とカウントが増えるたび、
何か偉い人間になったような気がして
うきうきしていたものだ。
次第に惰性になって、
カウントすらしなくなって、
他人とも比べなくなった。
気づいたら、淡々と仕事帰りに
ナンパするナンパマシーンに
なっていた。
即をするとアドレナリンが出る。
しかしその効果は薄くなっていた。
美女をゲットしたい理由は、
新しい世界が見えると思っているからだ。
初めて即した時のような感覚を
もう一度感じたいからだ。
こうして書いて眺めてみると、改めて邪な動機だ。
しかしもう進み始めてしまった。
多分一方通行だ。
どう進んでも戻れない。