渋谷村IT系ノースリーブ女子/ライフスタイル、自己肯定力/新宿ナンパ


某日 新宿


ワーク後、雨だったが30分くらいストっていこうと思い、
屋根のあるエリア、地下エリアをぐるぐる徘徊。


で、とある乗り換え口付近でヒット。ノースリーブの明るい髪の女性。美人。


即座にナンパ。ナチュラルに運命トークで展開。


『連絡先だけなら、、』と言われたが、これは昔で言う「まずはメル友から」みたいなものだと瞬時に察知。
まずは、って何だ、とは思うが、女性には建前が必要なのだ。
彼女たちは社会動物だから。それを理解しなければらならい。


で、ラインメンテして、次の週末にアポイントメント。


19時待ち合わせだったが、すでに仕事が終わってひましている、とのことだったので、
鬼の形相で仕事終わらせて18:30頃に集合。
グレーのノースリーブに眩しい笑顔。
テンションが上がる。


戦闘開始。


チバ「仕事はどう?大変?」

彼女『全然だよ!私がxxxっていうのもあるけど、うちの会社、すごくホワイトなの』


彼女は典型的な渋谷IT系OLだった。
典型、といってもピンとこないかもしれないが。
こう比較すると分かりやすい。


自分は山手線の東側、つまり霞ヶ関らへんの人達を霞ヶ関村と呼ぶ。
そして一方、渋谷IT界隈のことを渋谷村と呼んでいる。
(仲間内でだけだが)


両者は価値観がぜんぜん違う。同様に、働き方のスタイルもぜんぜん違う。
服装も全然違う。(霞ヶ関はスーツ、渋谷は私服)


IT系は忙しいイメージもあったが、最近は、というかとにかく彼女は殆ど定時上がりで、それが普通らしい。


そして飲み会みたいなものは意外と無いとのこと。プライベートに重きを置く人が多いらしく、
そのため若干人間関係はドライだという。


ふんふんと彼女の話を聞く。ナース系の子にあるようなひどい患者さんの話とか、
荒れまくってる社内恋愛とか、不倫とか、イジメとか、


そういうものが無い。出てこない。とにかく、働きやすい、ということだけが伝わってくる。


ふーん、と、聞きながら。ああ、これは刺激がないんだなと。


安心と安全は、退屈に似ている。
これはちょっとした人達からの引用だが。


その通りなのだ。そして彼女ははっきりとは言わないが、
おそらく退屈している。


日常に飽きを感じている。はっきりとは求めないものの、潜在的には。
ドラマのような展開を求めている。


だが恋愛系の話にシフトしていったら、若干警戒心が強くなってきた。
ワンチャンとか、ワンナイトとか、クラブでウェイとか、
ちょっとそういうのは毛嫌いする感じのタイプ。


なんとなく2時間後のグダが見えてきてしまう。
なのでちょっと時間をかけて攻略する作戦にシフトしていった。


—-


普段はそんなに時間をかけないが、今回は1軒目でかなり話し込む。


で、2軒目で気分を変えて楽しく飲んで。


さあ3軒目。手つなぎトライ。
チバ「気を付けて」
いつもの階段で、危ないから、という理由で(この理由付けが死ぬほど大事!)、彼女の手を取る。


そして、手つなぎ継続。いけるか?


すっ っと。手が離れる。


くそ!
まだちょっと早かったか。


家連れ出しは無理。なのでとっておきの3軒目のバー。


色気モードで攻める。しっぽりと、大人の雰囲気を醸し出す。


言葉数はもうそこまで多くしない。彼女の語りを聞くようなスタンスで。


彼女『私顔赤くないですか?』

チバ「見せて。んー、どうだろ」

彼女『あー絶対赤いよ私。あのね、普段はね、私こんなに酔っ払わないんですよ?』


これは、きているだろう!
これは来ただろう!


お手洗いを促す。会計の雰囲気を醸し出し、そしてさっとお会計。


店を出る。ここからは自宅まで徒歩圏内。
店を出てから手は繋ぎっぱなし。


実はここで頭が沸騰するくらい演算していた。なんとなくグダの流れが感じ取れたからだ。
これはああいうの来そうだな、こういうのくるかなー、ああ、これが来たらヤバイな!そうしたらどうするか、、、、


ゴチャゴチャ考えながら、マンションエントランス。


チバ「ちょっと飲んでいかない?」

彼女『(コクン)』


安堵。


部屋イン。
バタンチュー。



準即。


ピロートーク。


彼女『ねえ、変なとこなかった?』

チバ「え?」

彼女『私、変なことしなかった?』

チバ「え、いや全然、どうしたの?」

彼女『えー、あのね、久し振りだったから』

彼女『ちゃんとできてたかなー、って、』

彼女『ちょっと、心配になっちゃった』


お泊りになったので、結構話した。
こうやってすぐカテゴリ分けするのはあまり良くないとは思うが、
彼女は自己肯定力が弱いタイプ。


自分に自信が無いタイプ。人目を気にしてしまう。失敗を恐れてしまう。
なので安心安定を求めていく。


実は現代においては安心安定を達成したり維持したりするほうが圧倒的に難易度が高いのだが、
彼女は能力が高いのでそれを達成できてしまっている。
しかし達成したあとのことを彼女はあまり考えていない。


退屈になるのだ。ヒマなのだ。
そうして、アマゾンプライムビデオで洋画ドラマを見る。


Huluで恋愛映画を見まくる。そうして恋に恋い焦がれていく。
ああいう恋がしたいな、ドキドキしたいな、という気持ちが膨れ上がってくる。


そうすると、そういう女性心理が分かっている男性に引っかかる率が高くなる。
普通の男性にはなびかない。彼女たちは能力が高いし、目も肥えてしまっているから。


だがそれを乗り越える男たち、しかも悪い男たちに、彼女たちは軒並み引っかかっていく。
彼らは彼女たちが望むものを知っているから。何を思わせ、どうすれば良いかを彼らは熟知しているから。


一見したら素敵なOLライフを送っていると誰もが思うだろうと思う。
しかしその舞台の裏側には、ちょっとした影というか、ちょっとした闇が広がっている。


ネットとか、メディアとかで持て囃されているきらびやかなライフスタイル。
まあ実態はそんなにキラキラしたものではないだろうな、とちょっと思う。


で、恒例のツイッターやってる?インスタやってるという話をしたのだけれども。
やはりIT系だから、普通にフォロワーが多い。
そして投稿も良い。キラキラしてるだけでなく、面白い。


○○さんもアカウント教えてよー、やってるでしょ?と言われたが、
もちろん拒否。教えない。


そればっかりは見せられない。
嘘はついてはいけないが、正直に言っちゃいけないことも世の中には存在する。


次の日は昼まで一緒にいてから解散。
また会う約束をしているし、ラインもちょこちょこしている。
全然また会いたいなと思える女性。





コメント

  1. かわず より:

    チバさんはどんな洋物ドラマより面白いドラマを毎週生み出していますね。最高です。

  2. じゅん より:

    美しい流れとチバ様の臨機応変な対応、判断になぜか涙腺が緩みました。

  3. チバ より:

    >かわずさん
    ありがとうございます。イメージより泥臭いかもしれません。

    >じゅんさん
    今回は上手くいきました。
    傾向としては、やはりアポでのなごみが上手くいくほどグダが少なくなります。