某日の新宿、夜22時ごろにラインゲットしたJD子。
その子と某日にアポイント。
が、なんと当日キャンセル。
どんな高級レストランでも必ずキャンセル客がいるように、
すべての航空会社が一定のキャンセルを前提としてオーバーブッキングするように、
(統計上決まった割合でキャンセルが発生することが証明されている)
ナンパにおけるアポにおいても、絶対と言っていいほど一定の割合でアポのドタキャンが発生する。
もちろんこの値は人にもよるし、やり方にも依るのだけれども、
この値を完全な0にすることはできないのではないかと思っている。
とまあ、こういう感じで、キャンセルされて落胆していたのだけれども、
ラインは全然その後も続く。
と思ったら、3日くらい連絡が途絶える。
あー、面倒くさい。振り回されるのやめよう。
と思い、「今夜新宿で飲まない?」とだけライン打ってそのまま放置。
と、返事が来る。『今日は無理、ごめんー』まあそんなもんだろう。
したら次の日。
『今日新宿いけるー!』
なんという気まぐれ。
一度ドタキャンしてるし、確度も低いだろうと思い、
特に期待はせず一応約束はしておく。
20,21時ごろに、仕事終わったら連絡するのでいい?
みたいな感じで。
そして20時に連絡。すでに新宿で待っているらしい。
なら、と仕事切り上げて待ち合わせ場所に向かう。
久々のご対面。
肩の透けたセクシーな服。ハイヒール。
細身の体と相まって、まるでアイドルみたい。
A○Bにいそう、なんていうチープな感想が出てきそうなくらい。
興奮。だがすぐ冷静になる。
この先を知っているから。
細身の子は。服を着ているときはいいのだが、
抱き心地はどうも良くないのだ。
何というか、骨ばっていると言うか、、
これは細身キャバ嬢にも言えるのだが。
個人的には、ちょっとムチッとしているくらいが好き。
なんて考えながら気を鎮める。
立呑のバー。セオリー通りトークを進めよう。
と思ったのだが、何だかすでに彼女の瞳が潤んでいて。
距離も近いし、ボティタッチが多い。
もちろん彼女から。
まるでキャバクラで接待されているかのごとく。
こちらも好意を返していく。距離をすっと縮める。
判定法。大丈夫。
ささっと退店。そこで手つなぎ。
OK。
グダは来ないな?タクシーイン。
二軒目打診。家打診。
OK!
で、家イン。つつがなく準即。
内容は積極的。
まあまあ満足。
ピロートーク。
とんでもないヤリマンだった。
とにかく同じコミュニティでもお構いなく。やり散らかしているらしい。
JD『居酒屋の店長、バイト、みんなイケメンでね』
チバ「うん」
JD『チャンスがあればやってたんだけど、そしたらxx日のシフトのとき、その日のスタッフ全員やったことあった人になった笑』
チバ「笑」
チバ「実家でしょ?相手実家とかだったらどこでするの?」
JD『え、家とか行かないよ。階段の踊り場とか笑』
JD『一回正常位やったんだけど、死ぬほど背中痛いんだよね笑』
チバ「すごいな」
まさにTHE・即系。
即系物件。
だが、自分は嫌いじゃない。彼女はポジティブタイプ。
ポジティブタイプの即系物件。
世の中の即系物件には多くの種類がいるが、
その中にネガティブタイプの即系物件がいる。
誰かと繋がりたいという欲求が根本にあり、
それを埋めるために男性と会う。
普通に会ってと言っても会ってくれないから、即を匂わせる。
その匂いにつられてやってきた海綿体たちと会っているうちに、
セクが大量発生する。
もちろん海綿体は海綿体なので、ことが済んだらしぼむ。
しぼんで去っていく。
彼女は寂しさを感じる。そしてまた男を呼び寄せるために、
ふたたび即の匂いを匂わせ始める。
これがネガティブな即系物件。
だがそれに反してポジティブな即系物件は?
彼女たちはしたいからセクをする。
セクが好きなエッ○な子が多い。そしてその欲望に忠実。
やりたいからヤるのだ。そしてやりたい男を選んでいる。
やっちゃいたいからやっちゃうのだ。
それはまるでヤリチンの思考そのもの。
つまり彼女たちはこちら側の人間なのだ。
狙いを定めて、そして飛びつく。自分の好みが最優先。主体性。
つまりは目的的なのだ。なので彼女たちは明るい。自己を実現しているから。
そこに自分はシンパシーを感じるのだ。
生き様への共感をひしひしと感じていく。
しかしだからといって、こちらもナンパ開示をしていいかと言うと、それはダメなのだ!
昔やったことがある。俺も日常的にナンパしてるんだよねと。
ぶっちゃけ言うと経験人数、xxx人なんだよね、と。
ドン引きされた。なんで!!?と思ったが、やはり男と女、オスとメス、
そこは相容れない生存戦略を有している。
女性は本質的に男性を理解することはできない。
ましてや、やり散らかす精子バラマキ男子のことなど、到底理解ができない。
理解できますよ、という女性もいるが、それは理解ができていると言えば、多くのアテンションを獲得できるからそう言っているだけ。
ほんとうの意味で理解し、寄り添い、共感してくれることなど無い。
なので自己開示は結局できない。
彼女への共感。それは片思い。
一方的な共感。
今回の答え合わせ。
この日はエッ○がしたかったらしい。
あと、会おうよ、って言われて断ってからなんか冷たくなった気がして、
それで気になっちゃった、と言っていた。
半分相手の性欲。半分テクニック。
満足しないが及第点。
彼女とはそれっきり。どちらともなくラインを送っていない。
即系物件とはそういうもの。
結局ナンパ師を理解できるのはナンパ師だけ。
だがナンパ師も、絶対数が非常に少ないくせに様々なタイプがおり、
さらにそれぞれが自分のやり方に対してプライドを持っているので、
結果的にそれぞれが孤立化している。
故にナンパ師は孤独な存在となる。
だからインターネットとの相性が良いのかもしれない。
孤独なナンパ師がこつこつとブログを書いている。
この文化はインターネット黎明期から存在する。
ナンパ師は群れればいいってものではないことはみんな知っている。
だが完全な孤独はみんな避けたがる。
なので非常に小さい仲間を作ったり、こつこつとブログを書き続け、
独白的なブログが乱立するという姿が、空き地を放置していたら草が生えてくるような、
そんな自然な風景となる。
社会的に見れば完全なアンダーグラウンドだし、人に堂々と言えるものではない。
だが得られるものがあまりに中毒的であり、他では手に入らない貴重なもの。
まるで現代の裏ルート。
本来なら、正規ルートならとんでもない高値が付くものを、裏で大量にほぼゼロ円で買い付けてしまうかのよう。
共感を得たいけど、大勢の共感を得てはいけない。
そういうものなので仕方がない。
そんなもどかしい想いを噛み締めている。
コメント
超超超絶共感します。したいからする女性の魅力。女性は気持ち先行で、寂しさを埋めるためだったりとか、相手からの好意を全身で感じられるからとかって理由で行為に及ぶのが大半だから、そういう相手だとちょっとなえるんですけど、自分と同じニーズ(するのが好きだから)で求め合うのって最高ですよね。しかも恋人でもない初対面の人だと特に、「ホントにセッ○ス好きなんだな」って心の底からエロい気持ちになります。
自分は1人でちょろっと女性と遊んでるのとチバさんのブログを見てるくらいなのでナンパ師の世界をあまり存じ上げないのですが、本気で頑張ってる分野では孤独になりがちですよね。自分は自分のスタイルで上手くいってるから他の人のやり方と相容れない。でもその人はその人で上手くいってる。でもこっちもガチだから負けたくないし。同じ分野の他人は競争相手になるから仲間は少なくなっていくか、自分についてきてくれる人に偏ったりしてしまいます。でも孤独は寂しくて共感とか羨望とかの声は欲しいっていう…
人間の心は面倒な作りになってますよね。
>かわずさん
人間の心は本当に面倒だと思います。寂しがりやのひとり好きといいますか、そういう矛盾した気持ちを持ってしまっているような気がします。
男性も女性同様、論理的でない感情的な心を持っていると感じています。