左手薬指の謎の解明／指輪をしたカットモデル帰り21歳女子大生即

某日　

最近けっこう好きな新宿南口（NEWオマン付近）でぐるぐると回遊ナンパ。

この付近は新宿三丁目に雰囲気が若干似てるけど、
路線が京王線、そして大江戸線があるせいか、
もしかしたらちょっと新宿三丁目より平均スト値が高いかも？なんて思ってしまう。

新宿三丁目も東急東横と乗り入れしているので、それはそれでスト値高い子が結構いるのだけれども。

もちろん可愛くない子も大勢いるが、
珠玉混合ということで。

で、サーチアイしてると、ひときわ可愛い小顔の子が遠目で見えたので、
ダッシュしてナンパ。

チバ「買い物？」

女の子『えー、これから帰るとこ』

チバ「なんか髪型いいね。決まってる」

彼女『えっ、さっきね、カットモデルしてきた帰りなの』

誤解がないようにここで解説をしておくと、
カットモデルは別に可愛い子だけがなるものではなく、
誰でもなれる。

美容師さんが練習で髪を切ったりする対象のことだ。
読者モデルとか、そういうのとはちょっと違う。

もちろん、お店のホームページとか雑誌とかインスタグラムに
宣伝として載せるためのモデルだと、
きれいな子限定になるが。

まあ、そんなうんちくは置いておいて。
そんなことよりも大事なこと。

立ち話中、ちらっと彼女の左手薬指に指輪が見えた。

シルバーのシンプルなファッションの指輪。

チバ「とりあえず立ち話もなんだしさ、そこに一杯だけ飲みに行こうよ」

グダなく了承。
並行で近くの店まで歩いていく。

トークは順調。

歩きながら。
入店しながら。
一杯目を注文して乾杯しながら考えた。

彼女は「どう言うタイプ」なんだろうかと。

左手薬指に指輪を付ける子には、本当に様々なタイプが居る。

ナンパした時に『あ、彼氏いるんで～』と、
これ見よがしに左手薬指を見せてくる女性もいるし、

ふつーーに連れ出せて、恋愛トークして、
『もう４年も付き合ってるんだけどさ、ほんとにｘｘｘでｙｙｙ、、、』
と彼氏カミングアウトを自らして、彼氏の愚痴を言いながら即られる子もいるし、

連れ出し中に指輪のこと突っ込むと、
『あ、これファッションなんです～』
『えー彼氏はいませんよー』と言って、
彼氏がいることを否定するものの、

即られたあとに、『実はカレシいるの笑』とカミングアウトする子もいるし、
カレシでしょ、さっき嘘ついたでしょ笑　と問い詰めると『うん笑』と白状する子もいるし、

最後までいないって言ってたけど、事後にベッド脇で互いにスマホいじってる時、
明らかにカレシがいるって感じの証拠がスマホ画面からチラ見できてしまったり、

まあ隠す子もいるし、嘘つく子もいるし、カミングアウトする子もいるし、
ここは本当に女性の性格があらわれるところになる。

自分は経験は無いが、声掛けのときには左手薬指に指輪があったのに、
連れ出して乾杯したときにはなんと左手薬指の指輪がなかった！（つまりこっそり彼女自らが外していた！）
なんて話も聞いたことがある。

この話はちょっと興奮した。
まあ、若干、既婚者のにおいもしてしまうけれども。
（自分の中で既婚女性即は禁忌のひとつに挙げている）

閑話休題。

で、重要なのは彼女がどのタイプなのかってことだ。

さっそく様子を見ることにした。

彼氏の話は一切しないことにした。

チバ「最近ぶっちゃけどうなの？」

彼女『え、ぶっちゃけってなに笑』

得意の超オープンクエスチョンを仕掛ける。

えー、とか、あはは、とか言いながら、
彼女は、最近のどうでも良いことを言い始めた。

恋愛の話には自ら乗ってこない。

だったら。と。
こちらから恋愛話を話していく。

まずは一般的な恋愛のこと、
一般的な恋愛の意見を求める話題。

ふつーに盛り上がって、ふつーに会話が続いていく。

食い付きはいい。

左手薬指。
隠す様子もない。

だが彼氏の話はしてこない。

本当の彼女が知りたい。

決定的な話題をうまくうまく避けつつ、
理想の異性像とか、好みのタイプとか、

デート中あれはないよね、これはいいよね、
あ、それわかるー、それはない笑、
なんて話題で盛り上げていく。

彼氏のことは聞かない（向こうから言ってくるのを待ってる状態）なので、
主に未来のことを話題にして会話を盛り上げていく。

で、食い付きはがっつりなので、
これはじゃあ即ゲットの方向でいくか！
と、
一軒目を出てカラへと移動。

頃合いを見てギラ。

ちょびっとグダ。

緊張が走る。

彼氏グダくるか？

ここで指輪の謎が明かされるか！？

彼女『ここじゃイヤ、、』

そっちかーーーい。

つつがなく自宅に移動して、
再度ギラ。

即。

そして行為中。

いやむしろ終盤。

正常な感じで、終わりに向けてがっつりペース上げて動いている時。

チバ「なんで指輪してるの？」

彼女『えっ、、』

チバ「指輪。左手薬指の指輪」

彼女「え、なんでって、、」

チバ「どうしてそこに付けてるの？」

彼女『え、、あっ、』

チバ「どうして？」

彼女『、、なんでいま聞くの？』

彼女『ずっと聞いてこなかったくせに、、』

チバ「（ここぞと言わんばかりに激しく動く）」

彼女『だってずっと聞いてこなかったじゃんー、、』

彼女『ほんと、、いじわる、、、』

finish。

答えは、問いただすと答えるタイプの子。

＋恥じらい付き。

事後、色々答え合わせしていくと、
最初は本気で指輪のこと気付いてないのかな？
と思っていたらしい。

ただ、話していると、やっぱり全然直接的に聞いてこないし、
そもそも「カレシとかいるのー？」とか、そいういうふうなことを一切言わない。

ああ、この人は分かってて、分かった上で口説いてきてるのかな。
と思ったらしい。

それに、カレシとは普通に仲良くしているから、
「付き合ってよ」「俺の彼女になってよ」とかめんどくさいこと言ってきたらやだなー、
なんて思ってたけど、

一切そんなふうな感じがしなかったから、
彼女いわく『ふつうに家に行っちゃった笑』ということらしい。

興味関心、好奇心が功を奏したパターン。
聞きまくらないで良かった。

指輪の謎についても色々訊いてみた。

本当にファッションだけの理由で左手薬指に指輪付ける子っているの？と訊いてみた。

彼女『いるけど、かまってちゃんかちょっと痛い子だよ』

それって彼氏いない子だよね？と言われたから、そう、と答えたら、
彼氏いないで、彼氏欲しいのに左手薬指に付けるなんてありえない笑
ファッションでちょうどいい場所だから左手薬指につけるっていっても、
もっと他に付ける場所あるでしょ。

それにみんなが左手薬指は恋人がいるサインだって思ってるなかで、
私はつけたいところに指輪をつける、恋人がいるって勝手に思うのはあなたたちじゃん、
みたいな態度をとるのは超おかしい。

左手薬指に指輪つけたら恋人いるって思われるって知ってるんでしょ？
みんながそう思ってるって知ってるんだったら、ふつうにその指避ければいいじゃん。
なに自意識しちゃってるの？

と。

辛辣な意見が沢山聞けた。

そして意外と毒舌なかわい子ちゃんの裏側が垣間見れた。

彼女は実家住まいだったので、終電に間に合うように駅まで送って、
そのまま解散。

可愛い子や美女は、表面的には良い子だけど、
裏は毒舌系、というパターンが結構多い。

この現象の理由についてもちょっと興味が湧いてきている。
これはなぜこうなるのだろう。

とにかく、今回の件で得た教訓は、
ファッションや、身に付けているものには
必ずその裏に何かしらの意図があるということ。

ひとつひとつに意味があるということ。
他人に見られる部分のことだから、

人にどう思われたいのか、どういう印象を与えたいのか。

私はおしゃれしている、と思われたいのか、
別におしゃれなんて興味ないわ、と思われたいのか、

お高くとまっているように思われたいのか、
無難な感じだと思われたいと思っているのか、
ただただ機械的に雑誌を真似しているだけなのか、
他人から浮きたくないと思っているだけなのか、

様々な思惑が行き交っているし、隠れているし、
四六時中、常時、四方八方、そのメッセージは発信されている。

あえて鈍感になるべき場面もあるし、
敏感にならなければ突破できない場面というのも存在する。

言えることは、常にそういうものに敏感でありたいということ。

相手はこちらにサインを送ってくれているのだから。

気付くことができるか、気付けないかは、１００パーセントこちらの責任だ。

もっと観察眼を磨いていきたい。

そして願わくば。

指輪は家連れ出しの途中で、
こっそり外しておいて貰いたかった。

そんな女性にもいつか出会いたい。