様々なマイブームが起こっては立ち消え、
循環したり消滅したりを繰り返してきた自分史の中、
現在自分の中で確実にキテいるのがヨネスケブーム。
もともと一人暮らしナンパ歴が非常に長い上に、
ナンパの仕組み上立地というものの重要性に気づいていたので、
たいていが自宅即だった。
その弊害かヨネスケすることが非常に少なかった。
するとしても何度も会うなど仲が良くなってからが多かったし、
事前にどんな家かが何となくわかった上で、さらには何日も前に許可を得た上でお邪魔することがほとんどだった。
「鉄板のやり方を、鉄板の場所(新宿)と鉄板のルート(店、個室)を使い、それを繰り返すこと」
これを信じて日々鍛錬してきたし、これが最強の牙突へ繋がると信じて長年刀を磨いてきた。
ここにきてヨネスケ即というパルプンテがマイブーム化した。
普通に打診しても「え!やだ!」と言われるし、
セクルスはOKなのに、家はダメ!掃除してないからダメ!と言われる始末。
え!だめなの!?こんなになごんだのに?
ゲット確定までなごんだのに?(ゲットはOKなのに家はだめなのか!?!?)
と、昔は驚きの連続だったが、今は理由は理解している。
食いつきが上がれば上がるほど、普通人は自分の良くないところを相手に見せたくなくなるため、
まるで無防備な自分の部屋というものを相手に見せるなんて絶対に嫌だと思うものなのだ。
(しかしセッ○スはOKなのだ。何だかんだ自信があるし、価値があることを自覚している場合が多い)
性愛に関することについては寛容でも、自分の部屋というパーソナルスペースを他の人に見せてもいいかどうかという価値観は、
また別種の価値観であり、普通に見せたくないと思う人は多いのだ。(当たり前だが)
しかしナンパ師とは、一般常識とは乖離した存在である。
普通の人がしないことをするし、その他大勢とは絶対に交わらない存在。
だからこそ、その女性にとっての唯一の例外となれる。
、、という若干方向性を間違えた論理により、常にヨネスケ打診をする日々を密かに送ってきた。
ちょくちょく成功したり、ちょくちょく失敗する日々を繰り返してきた。
そして某日ちょっと自分的エポックメイキングな出来事が起こる。
某日 新宿にてアポ
昨年の銀座昼ナンパ案件のラインの生き残り組であり、
その中でも有望株であったCA案件。
年末年始もフライトで、その明けで休みがあるとのことだったので、
その休みの日に合わせてアポを組んだ。
アラサーのお姉さん系CA。まさにCAという感じの出で立ち。
CAと言えど女性のみの体育会系組織であることには変わらないため、
攻略ルートはナース、美容系、アパレル系などとそこまで違いはない。
コツを強いて言うならば彼女たちはプライドが高いため、そこをくすぐること。
おだてるのとはわけが違う。もちろん瞬間的におだてはするが、次の瞬間には落とす。
安心と不安。緊張と緩和。快楽と不快。届きそうで届かない猫じゃらし。
合コンでモテる話。
商社マンの実質セ○レにされてしまった過去。
次々入社してくるキャピキャピの若いピンクCAへの嫉妬。
最新バージョンのリ○リスト。
話題は尽きることはなかった。
そして3軒目。ここで緊張の家打診。
我が家ではないほうに!!!
『私の家はダメだって』
この日は諦めなかった。どうしても行きたかった。
それに、なんとなく押せばいける気がした。
CA『だって片付けてないもん』チバ「#”%$”%#」CA『先に言ってよー!』チバ「#$&$’」『えーだって%’&$#』
、、、
チバ「じゃあ、xxの家の近くで飲もうよ。一回行ってみたかったんだよね」
彼女の家は、新宿からそこまで遠くはなかった。(近くはないが)
(羽田と成田、どちらにも行きやすいちょっと高級な場所に彼女は住んでいた)
ドキドキしながらタクシー移動。『家はダメだからね』なんて言われてるけど、なんとなく行ける気がしていたのだ。
飲み屋街付近に着くが、ここで当然のごとく粘り、マンションの方まで向かおうとする。
するとなんとOKが!
『どうしても休みたかったら、うちのマンションのロビーがあるからそこでお茶のも』
これはどう見てもOKサインだった。そう思っていた。
ここからが地獄の始まり。
その某タワマンには、とある階数にラウンジスペースが有り、そこにソファと自販機があった。
ここに案内される。そして温かいお茶を飲む。
さ、行こっか、と言うが、彼女はえ?という顔をしている。
『酔ってたの落ち着いた?』
なんとここで地獄のグダが発生した。ヨネスケがここまで来て拒否される。
もちろん自分なりに頑張ったが、蛍光灯の眩しいマンションのロビーでロマンチックな雰囲気なんて出せるはずもなく。
まさかの、撃沈。ありえない撃沈。
xx駅まで来て坊主!?
ここから謎の頑張りが始まる。
なんとか粘るが絶対ダメグダ。ここじゃ埒が明かない。
セオリーは何だっけ?現在のステップでグダがある場合、それはその一つ前のステップに問題は隠されている。
つまり、もっとなごむべきだと。
じゃあ、ってことで、「やっぱり飲みに行こう」と打診すると、それは何とか通る。
そのままマンションを出て飲み屋街に向かう。(マンションの休憩は何だったんだ!?)
相手はもちろん次の日休みだし、時差の関係もあるのかやたら元気。
こっちはフルタイム勤務が終わった後、見慣れない街で2時まで飲んでいる。
若干飲みながら寝そうになる。
ここから深夜まで付き合わされた時の上司飲みみたいな雰囲気になってくる。
彼女は外見は綺麗なのだけれども、飲ん兵衛だし、中身おっさん的な要素が垣間見えてくる。
(飲んでるのは緑茶ハイだし)
もちろんこちとら口説き師を自称している訳であるし、魅了師、なんて(ちょっと恥ずかしい)ことを自称するタイプの男性なわけだから、
いつどんなときでもスマートに口説きたいものではあったのだけれども、
もうこの時は若干投げやりになっていた。
見知らぬ土地だったから横並びの店に入れず対面だったけれども、するりととなりに座る。
こうして飲んだくれ男女の構図が成立する。
3時ごろ。
CA『そんなに(部屋に)来たいの?』
チバ「(何度もうなずく)」
CA『もう』
しょうがないわね、と言う一言。一気に目が覚める。思わず笑顔がほころぶ。
そして再度マンションへ。エレベーターにて『部屋掃除するからまたあそこのロビーで待っててくれる?』
の提案を全力で拒否。
なんで!という彼女。ありのままが見たいんだ!ありのままがいいんだ!を主張する自分。
もうめちゃくちゃ。
せめて玄関で一分待って、とのことだったので、玄関で一分待った。
そしてついに、待ちに待った秘密の花園へ。
ガチャッ。
お待ちかね。
「スゥーーーッ!!!」
至福の時だった。
次の日仕事だし、シャツを変えないといけないので、
結局ほとんど寝る間もなく朝を迎えた後、自宅で着替えてから出社。
おはよう!朝ごはんも作らなくてごめんね。お仕事間に合った?
という旨のラインがその日の15時ごろに届いた。
時差は本当に大変そうだ。
要は何を思ったかと言うと、本件ではセクが主目的では無くなってしまったということ。
恥ずかしいのであまり認めたくは無いが一般的な社会人男性と比較して自分は性欲が相当強いので、もちろんセクは目的ではあるのだけれども、
今回に至っては何となく別の達成目的があったように思える。
新宿で飲んでたんだから新宿で個室に行けばよいのだし、もともとヨネスケ狙いならば最初から彼女の最寄り駅で飲めばいいのだ。
だがどうしてもこうしたかった。
そして非常に良かった。楽しかった。
まだまだマイブームは続きそうな予感がしている。
しかし本件を通じてさらなる大きなトピックに関して、
全体構造が変革するような重大な意識の変化を自分の中に感じ取っている。
これらについては週末にじっくり考えながらブログに書いていきたい。