昼ナンパ即:欧州系帰国子女OLお姉さん


某日

休日の昼に所要のついでに表参道で昼ナン。


10ナンパくらい。1Lゲ。
微妙。
そんな中コンサバ風な綺麗な女性とすれ違う。
速攻声かけ。


チバ「あの!」
お姉さん『えっ、あ』
チバ「あのさっきすれ違ったんですけど」


結構丁寧に行ったのは多分びびってたから。
背高い。
コートの前は開けてあって中はジャケット?
全体的にコンサバ風。
髪は胸くらいまであり綺麗にウェーブしてる。


外したら結構痛いガチ目な運命トークでトライ。


で、若干刺さったみたいで、
立ち止めと会話が結構長く続く。


この後一時間後くらいに用事があるみたい。
そうなんだ、と相づちしながらぐるぐる考えて、
「実は俺もこれから用事あるんだけど、」
なんて言いながら必死にどう組み立てていくか演算。


あ、ぶつかりそうだよ、的な言葉とジェスチャーとか使って、
時間稼いで、
どうする?どうする?と考えまくる。


で、結論。


チバ「俺もこの後いかなきゃいけない所あるんだけど」

チバ「その後、少しだけ飲みに行こうよ」


用事終わらせた後だったら、と、立場逆転のテクニック(提案してる側がいつのまにか誘われている側になっているという)をちょくちょく挟みつつ、
頑張って予定を立てる。


で、OK貰う。
次の日あるからあんまり居られないけど、、
なんて言ってるが、分かる。
流れはこちらに傾いている。


で、ライン交換して、一旦自宅に帰る。


普段の自分だったら、昼ナンパからの夜に続く即の場合は
即日ブーメランの形式にはしない。
その間に相手が冷静になってしまいアポが破棄になることがあるから。
その悔しさはいくら語っても語りきれない。


ただ、今回はいけると思った。
むしろその方がいいと思った。
何故だろう。多分相手の性格的な部分に依ると思ったから。
一旦時間を置いたほうがいい場合。
熟成が必要な場合。
とはいえ、一週間後だとダメになるパターン。
だから今日中。


どっちに転ぶか分からないスリルを味わいながら、一旦自宅に帰る。


で、ペーパーワーク少し済ませて、
シャワー浴びて着替えていつもの店へとGO。
店前にちゃんと来てくれた彼女。
即日アポ開始。


彼女『えー着替えたの?』
チバ「家近いからね」
彼女『さっきと全然印象違う!』
チバ「どっちの意味で?笑」
彼女『えー、全然いい意味でだよ』


何だか、最初から若干の違和感はあったのだが、
彼女の物言いはとてもストレートだった。


で、深掘りしていくとその理由が分かっていった。


彼女は三十代前半のOL。
彼女は帰国子女で、生まれは日本だがその後小さい頃は北欧に居たらしい。
で、その後一度アメリカ西海岸へと移動。
間に何度も日本に戻りつつ、その後はずっと東京らしい。


今まで帰国子女は数え切れないくらいアポしてきたが、
ヨーロッパ系はぐんと少なくなるし、更に北欧となると
むしろ初めてかもしれない。


昔仲間がフィンランド人と付き合ってて、
「フィンランド人エロすぎ!!」
みたいなことを叫んでいたのが記憶をよぎった。


とはいえ、日本人を「全員エロい」なんてくくるのは無理があるように、
結局は個体差というところに収斂していくもの。


さあ、あなたはどっち?


チバ「最近は彼氏とはどうなの?」
彼女『全然、というかもはや彼氏と呼べない』
チバ「どゆこと?」
彼女『仮氏、って感じ』



要約するとこうだ。


とりあえず彼女の最終目的は結婚である。
しかしそうなると男性には「結婚相手候補」と「それ以外」の
二種類しか居なくなってしまう。


そもそも結婚しても良いような男性なんてそうそういない。
それ以外ばかりになってしまう。
そして人間関係はそんな二分割できるほど単純ではない。


そのため、仮氏という、どちらにも属さない微妙で曖昧な関係の男性という
カテゴリーがあるという。


この仮氏というワードは数年前からよく聞くが、
人によって(というか女性の年齢によって大きく)結構定義が違うので、
とりあえずは彼女の定義は上記のようなものだった。


速攻で確信。


これはいける。


お酒も進んで盛り上がって、さらにトークを盛り上げる。
要は、良いと思ったら全然カジュアルに身体を重ねてもいいということ。
意気投合して互いが良くて、他に悲しむ人がいなければ、
そこで何をしようとも全然良いでしょ?
というニュアンス。


「分かる」「俺もそう思う」なんて相づちうちながら、
うわー、帰国子女っぽいなーー、と內心思う。


アメリカっぽいって感じもあるが、
うーん、それだけじゃないという感じ。
これが北欧ミックスの文化か。


で、「じゃあ俺となんてどう??」
なんてスケベなセリフは絶対に言わない。


そんな素振りは一切見せずに
更にトークを進める。


決定的な言葉、決定的に決まる言葉は、
最後の最後までじらす。


例えば相手の好みとかを聞きあうのが良い。


聞き手が『それって私の事?』『え、どうなの、、?』
なんてドキドキするようなことを言えばいい。
このドキドキ感こそが即へと続く列車の動力源。


ガンガン燃料補給。


で、二次会を提案。
すんなりとOK。
私明日があるから、、なんてセリフ言ったのは誰だっけ。


ここでもがっつりなごむ。
隣り合わせの席で肩寄せあって語る。


で、必殺タクシーからの、自宅IN。


ドアをバタンと閉めた瞬間、即Dキス。
がっつりDキス。

いわゆる、バ○ンチュー。


とろっとろ。


で、ベッドの上のことなのだけれども。


笛も、こっち見ながら、首をぐわんぐわん動かして、
髪をばっさばっさ揺り動かしてやってくる。


こちらのターンに移ると。
声が、完全に「吸う」パターン。
吐くパターンが日本人のほとんどだが、
彼女は違う。「スーーァッ」と、
感じる時に息を吸う。


外見は完全に日本人。
でも中身は完全に外国人。


そしてゲットの中身が濃いすぎる。
激しいし、長いし、もうあれもこれもやる。
汗もだくだく。
声も匂いも耳も味も目もとにかく五感を
全部フルに使っているという感じ。


で、果ててピロートーク。


と思ったら、そこはあんまり深く話せず!


明日があるから、と結構早くに帰ろうとする彼女。


もうちょっと居たかったが、彼女がそう言うので彼女を送って行く。
マンション前でいいよと言われてそこでバイバイした。




学んだことというか教訓と言うか、
知ったことを書くとするならば、
多分彼女は目的意識がはっきりしているということ。


どこかで婚活目的の対処としてチバを除外し、
そして良質なカジュアルセッ○スの相手として選んだのだろう。


明らかにセッ○スを盛り上げようとする意識が超高かったし、
自ら実践してたし、こちらにも求めてきた。(これをして!という感じに言う)


自分もセッ○スは大好きだし、結構頻繁にやるけど、
どちらかというと身体的な快感よりも、
相手の女性と繋がれているという精神的快感を
より重視している傾向にあると自己分析している。


だからする前に沢山会話するし、
した後に沢山会話する。


嘘だったり適当に会話する子もいるからこそ、
そうならないようにしっかりと最初から最後まで
なごみに最高の労力をかけて、
奥のほうでリンクしようと努力している。


今回は空振りに終わった感がある。
なんだろう。深いところで繋がれなかった気がする。
文化の違いなのかは知らないけど、そんな感じ。


身体的には満足度は高かったけど、
精神的には満足しきれた感じがしていない。


最初はシャイ系なお姉さんOLだと思っていたが、
中身は本当に全然違った。


カジュアルだった。


北欧の文化なのかアメリカの文化なのか知らないが。



文化や育ちの環境の差は大きい。







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