肉食動物は狩りをする時、かわいそうと思って狩りをしない。
ただ狩るだけ。
某日
新宿。
深夜に及ぶワークから開放されて、
夜食のおにぎりをガードレールで食べながら
物件探し。
すると、かなり若々しくて、
きゃぴきゃぴしてはしゃいでる
D生っぽい二人組を発見。
終電ないし、これから行く宛もなさそうな感じなので、
とりあえず素振り感覚で声掛け。
チバ「どこ行く予定なの?」
彼女たち『ぜんぜん決めてない』
みたいな感じで、全体的にダレてる。
なごみながらもこれは今日はないなと思って、
連絡先交換して放流しようと思ったら、
女の子A『呼び出しくらっちゃった』
と突然言い出して、
チバに『○○ちゃんお願いね』
と告げて、
そのまま電話しながら去っていった。
残された女の子Bは、もじもじしながら、
どうしよっか?という感じで
上目遣いをしながらチバの方を見ている。
なんだこれ?と思いながらも、
とりあえずカラオケに行って、
数曲彼女の曲聞いてから、ギラ。
グダ。
再度ギラ。
解放。
即。
話し聞くと、Aちゃんはお気に入りのホストが
いるらしく、
一緒に店に行く予定だったが、
Bちゃんは気乗りじゃなかったらしい。
そこに、Bちゃんの好みっぽい男が
現れたから、Aちゃんはその男(チバ)に
Bちゃんを押し付けて、
自分はホストのところに向かったという。
Bちゃんもまんざらじゃなかったという。
グダは形式だったとのこと。
それはよかった。
冥利に尽きる。
かなりのラッキー案件。
某日
週末。
遅めにワークが終わり、
疲れてたので自宅で仮眠して、
その後深夜にスト。
すると、3日前くらいに連絡先交換して
やりとり続けてた女の子から
新宿で(誰かと)オールしてるって連絡が来て、
だったら抜けてこっちきなよってことで
強めに誘う。
すると30分後に、待ち合わせ場所に来てくれる物件。
21才の試験期間中の大学生。
とりあえず数日は空きらしい。
丸顔であどけない顔なのに、
肩出しの刺激的な格好をしていた。
立ち飲みのバーで軽く飲むと、
すでに飲んでてテンション高かったので、
ボディタッチ激しめ。
行けると判定し、自宅へ。
ノーグダ。
即。
若いと肌のハリが凄い。
ちょっと硬いなと思ってしまうが、
なでた時の感触がやはり違う。
待ち合わせてから40分位でゲットとなったが、
それは会う前にこの子が誰かと飲んでいたおかげ。
いつも思うが、
その誰かに感謝。
某日
19時くらいに新宿でスト。
繁華街で、赤いオフショルダーの物件を見つけ、
全力ダッシュで声掛け。
うまく立ち止めて話すが、
刺激的で目のやり場に困る。
今年はこの服装が多いのか。
はたまた自分が意識的に目で追ってしまっているのか。
どちらかはわからないが。
21才のD生兼アパレル店員。
北関東出身。
意気投合して、立ち飲みのバーへ。
軽く話して、カラオケにIN。
たまらずギラ。
グダ。
仕切り直して、
ギラ。
『ここじゃイヤ』
とのお言葉をいただく。
判定間違えたか?
戸惑いながらも、
丁寧に自宅へ搬送。
ノーグダ。
即。
やっぱり、女の子は可愛い服や
イケてる服を着ると、気分がアガるんだそう。
気分がアガると、歩いてるだけで楽しいらしい。
すでに陽の雰囲気をまとった女性は声掛けしやすい。
楽しげな物件には積極的に声掛けしていこうと決めた。
で、その他省略して。
ここ最近ちょっと本命チックな物件の話。
恵比寿でナンパして
連絡先交換した中華系の外資CA。
話も合うし、ふたりの距離は
けっこう縮まったと思っていたのだが、
なかなか日程が合わずアポれない。
自分は立ち止めとか、
会っている時にかなり食い付きを上げることに
気をつけているので、
会えないとか、アポれないってことは
極力少なくしているし、そもそも
あまりないようにしているのだが、
この物件はどうしても日程が合わなかったり、
仕事の都合だったりで、
アポが決まっていかない。
一度は、会う予定だったのに、
フライトが遅れたからと行って、アポが破棄になった。
わざわざフライトの欠便情報を
調べたりはしなかったが。
普通の物件ならこちらから忘れていって、
他の新規物件をナンパしているうちに
忘却していくのだが、
可愛かったし、雰囲気素敵な感じだし、
それになによりこちらの判定的にかなり◎だったのに
会えないから、もどかしくてすっごく悶々としてしまう。
本名からFacebook、Twitter、Instagramを
特定して、事前情報を集めるのは
いつも通りしたのだが、
この物件のInstagramがかなり華やかで、
ついつい昔の投稿を見たり、最近の投稿を見たりしてしまう。
Instagramは良くない。
ずっと見ているうちに、相手のことが好きになってしまう。
で、全力で頭使ってなんとかアポにこぎつける。
日本人だが、アジアっぽい顔つき。
ミス・ユニバース候補にいそうな感じ。
スタイルはいいし、
身のこなしかたとかがすっごく女の子っぽくて良い。
しかし、L字の店でなごんでいても、
どうも心の距離が縮まっていかない。
表面上は会話が盛り上がっているのだが、
自分には分かる。
うわべだけ。
本心は隠しているし、その隠していることを
悟られないようにしている感じ。
二軒目に行っても、それは続く。
どんなに深いトークしても、
刺さらない。
暖簾に腕押し。
肩透かし。
で、正直、こちらが嫌になってきてしまった。
愛想笑い。
大げさな相づち。
わざとらしい褒め言葉。
『それ、すっごく分かります』の一言。
おそらく職業上そういう表現を使ってきているので、
それが身についているのか、
それは分からないが。
とにかく、それらがすべて嫌だった。
はっきりと人格に興味がなくなった。
しかしこちとらナンパ師。
喰うものは喰う。
共感トーク使って、
距離詰めてボディタッチして、
ムード良い店に連れて行って、
甘い言葉で酔わせて。
で、自宅連れ出しして、
グダ崩してゲット。
はたから見るとモデル体型でスタイルいい体だったが、
抱くと骨が当たって痛かった。
ピロートークもあまりする気が起きず、
そのまま就寝。
朝方解散。
で、思ったこと。
というか反省。
やはり、心でつながらないと充足感は得られない。
ナンパをしていると、
女の子の話を聞きながら、
ああ、この子って、、、
と、すごく見下すような気持ちで
口説いていくようなことをしてしまうことがある。
それでもテクニックでゲットできて
しまうのだが、
それだと終わった後にひどく憂鬱な気分になるし、
とにかくこの場からどこかに行って欲しいという
気持ちになってしまう。
相手も刹那的で刺激的な関係を
求めている場合は、
それでいいと思う。
さくっと出会って、
さくっと刺激を与え合い、
そのまま解散すればいい。
それは双方気持ちいいし、
メリットがあるし、清々しい。
ただ、中途半端にアポって、
時間をかけて会話して、
でも相手に全然興味が持てない時は、
さくっと放流してストリートに
出たほうがトータルで得られる充足感は大きくなる気がする。
これ以上話したくないと思う人と話したり、
何時間も一緒に同じ場所で過ごすのは、
本当に苦痛を感じる。
今回は、話が合わないわけじゃ
なかったが、
あのうわべだけの感じが、
どうしても受け付けることができなかった。
実際は、うわべだけにしてしまった
自分が悪いし、
それでも短時間で深いところまで
引き出せなかったこちらに原因はあるのだが。
外見的には美女ナンパエントリー級なのだが、
それを書く気にもならない。
それをアポったのも自分だし、
声かけたのも自分だし、
引き出せないのも自分が悪いし、
ちゃんと楽しい会話を演出できなかったのもこちらが悪いのだけれども。
それでも、いつでもだれにも愛想よくなんてやってられない。
こちらにも、気分の波はあるし、
なにより人生は短い。
そういう無駄な時間はないから。
でも、やっぱり元は取りたいから、
放流する前にとりあえずギラつきはしてしまう。
サンクコストなんだけどね。