デパガ準即


とある平日





新宿ポリス地区で待ち合わせ





先日ナンパしたデパガとアポだ。





身長が168くらいあり、おれの好み。





メールのノリが非常に良く、次の休み前日であるこの日を、さっそくおれのために空けてくれた。





なんと、15分前に待ち合わせ場所に行くと、すでにデパガがいた。





嬉しくなる、おれ





さっそく、手を繋ぎながら、さわがしい店へ





もう、雰囲気は、恋人のようになっていた





これは、いける





おれは、彼女をカラオケに連れ出した





一曲歌って





ギラ





ノーグダ





手間ん





ノーグダ





もの凄い。完全にメルトしている





何度も、おれの名前を呼んでくる、デパガ







しかし、ふと、おれの中の何かが引っかかった







『○○、○○、好き、○○』







おれの名前と、好き、と言葉を発するデパガ







家バレしたくない





直感で、確信した







それからカラオケを出て、少し歩いて、新宿バリアンへ







じっくりと、準即







戦闘後、彼女が聞いてきた







『○○、家新宿じゃなかったけ?』







「実は実家なんだよ」







おれはとっさに、そう答えた