会社での飲み会や
同僚たちとの人間関係については
あまり積極的ではないし、
そこまで自分の中で重要度は
高くないのだけれども、
どうしても自然な一般人をやるためには、
一定数飲み会に出席する必要がある。
(それ自体は嫌いではないが)
そこでまあ、普段通り会が進行して、
普段通りの会話が展開されていったのだけれども、
そこでこんな話が展開されていた。
ラッキースケベというものがあるらしく、
(その言葉の響きだけで笑ってしまったが)
その人は、あるライブ会場で
偶然おもいっきり女性の胸(しかも相当な巨乳)を触ってしまったらしく、
それを謝ったりしていたら、
それがきっかけでめちゃくちゃ仲良くなり、
そのままライブ後の興奮覚めやらぬ中、
帰りに繁華街に行き、
そのままホテルに行って、
ヤッた、
ということがあったらしい。
その場にいた五人ほどは、
すげー!
○○さんやばいっす!!
まじすか!?
写メ見せて下さい!!
どうでした?良かったすか?
その後はどうなったんすか??
とおおはしゃぎ。
大盛り上がり。
だったわけだけれども。
自分は、深く考え込んでしまった。
ラッキースケベ?
ラッキースケベとは?
ラッキーは偶然。
スケベはエロいこと。セクのこと。
偶然とは、自分が予想していたこと
以外のことが起こること。
つまり、自分ではそんなことが
起こるとは思っていなかったのに、
それに反すること、しかもエロいことが
起こった、ということになる。
なるほど。
では自分にはそんなことあるか?
考えたが、
自分にはそういうことがあまり
該当しなかった。
スケベなことはある。
むしろ人より多いと思う。
しかし、ラッキーだったという感覚が
あまりない。
考えると、ラッキー、
つまり偶然と思うということは、
ほんとうに自分の予想の中に
その起こった事象が含まれていなかったということ。
しかし、自分は、
ナンパをすれば
「ある一定の確率で予想外のことが起こる」
ということを知っている。
とんでもない巨乳をゲットできることもあるし、
お金持ちのお嬢様をゲットできることもあるし、
1声掛けで1即、放流して2声掛け目でまた2即、という奇跡もあるし、
ゲットした女の子の話をよくよく聞いていると地下アイドルだったということもあるし、
もちろんタコ坊主のこともあるし、
しぶしぶとんでもないスト低を抱くこともあるし、
女の子の家が汚部屋(有機物系)だったりすることもある。
とにかく、自分の経験だけでなく、
他のスト師の話を聞いたりしたことも含めると、
ストでは、あらゆる予想外のことが起こる。
そして、ストでは「あらゆる予想外のことが起こる」ことが「予想」されている。
偶然はたしかに起こる。
しかし、それは「計画された偶然」であるということ。
魚釣りをしていれば、とある種類の魚が偶然釣れる。
しかし、全体で見ると、
魚釣りに行けば、ある種類の魚のどれかが、
だいたい何匹か釣れることは事前に
分かっている。
つまり、ナンパという行為は、
1件1件の声掛け、
1人1人のアポは「偶然」なのだけれども、
ひとつそれを俯瞰的に見て、
全体で物事を捉えてみると、
ナンパを数時間して1人の女性を
ゲットするということについては、
それは
「偶然ではなくなる」
ということだ。
あらかじめ、偶然を計画していたということ。
計画された偶然性。
それが、ナンパという行為。
つまり、
したがって、
ラッキースケベという言葉に違和感を感じたのは、
自分はいつも偶然(ラッキースケベ)を起こそうと
計画しているため、
ラッキースケベが起こったときに、
それをラッキー(偶然:予期しなかった出来事)と
捉えることが無かった、
ということだ。
ラッキーじゃない。
事前にラッキーが起こるように仕向けて行動した。
だから、起こったラッキーは、ラッキー(偶然)ではない。
という理屈になるということだ。
みんなの話を聞いていて、
どうも違和感があったが、
そういうことか、と納得できた。
なるほどと腑に落ちた。
もちろん、こんなことは一切発言せず、
皆の話に合わせたけれども。
コメント
最近ようやくメルマガ登録をして、初コメです。
この記事に、ジョン・クランボルツの『計画的偶然性』を思い出しました。やはりチバさんのようなナンパ上級者はこの理論のような事を意識されていますか?ずっと、ナンパあっての、計画的偶然性だと思ってたので、気になっています。
>のちさん
コメントありがとうございます。
プランドハプンスタンスの考え方は非常に好きで、かなり意識していました。