絶倫大戦争/ポストコロナの新しい生活様式



リモートワークが何をもたらすか。
それは絶倫である。


会議以外は基本自宅で一人作業。
オンライン会議のときは黙ってもらっていればいい。


で、合間に合体。
オンライン会議。
終わったらイチャイチャ。
合体。


またオンライン会議。
この小一時間の間がいい。
触れられない、話せない、目配せもしにくいこの間。
で、終わったらイチャイチャ。
合体。


夕食を自宅で。
夜。帰り際。
合体。


4回戦。
すべて発射。
まるで中学生。


女性の好みは様々ある。
知性ある女性が好きだ。
プライドの高い女性だっていい。
それを崩すのが大好きだ。


だが、セクルスに関しては独断では決められない。
私の中のもうひとつの人格。
我がリトル。
いや、むしろ彼が本体で私が付属品だという説もある。
そんな存在の彼。


彼が望むのは肉々しさである。
ちょっとばかしの肉々しさ。
あまりに太いのは好みではないらしい。
絶妙なふとましさ。


ちょっとふっくら、みたいな表現だろうか。
それがいい。
一番リトルが喜ぶ体型。
爆乳がいいとかそっちよりも、全体的なムチムチ感。
これが理屈ではなく、合理でもなく、倫理でもなく、


とにかくリトルが好む体型なのだ。


自分も忙しいので結構スケジュールが詰まったりする。
調整中のものもあり、突発的にスケジュールが空くのを待たないといけないシチュエーションもある。


申し訳ないがそんなときに彼女に連絡する。
新宿駅、あるいは最寄りの地下鉄駅までいくのも(忙しいので)できなかったりする。
だからマンション名と部屋番号を伝えてある。
何時頃でどう、と。


彼女は来てくれる。そしてリトルは中学生になる。
オンライン会議の合間は激しい部活動。


これがポストコロナの新しい生活様式なのか。
そんな文化的なことは知らない。
ただチャンスができたのでやりたいことをやっているだけである。


4回が終わるとリトルがジンジンするのである。
痛いまではいかないのだが、じーんとしている。
熱を持った感じ。
そしてこれ以上はやりたくない。


でも案件を前にすると、ジンジンしながらもオベリスクするのである。
さすがの本能である。
こうして人類は史上まれに見るスピードで爆発的繁殖をしたのだなと思う。


だがこういうことはたまにに留めなくてはならない。
積み上げにならないから。
いかにヒリヒリするようなアポの攻防戦を重ねるかが経験の差。
リトルがヒリヒリしても成長はない。
技術を磨かなくてはならない。


ムチムチのふとももに顔をうずめている場合ではないのである。
こうしている間にも街では誰かが声をかけている。
戦闘民族としての自覚を持たなければならない。
弾丸速攻のローラープレーヤーが3日サボったら勘戻すだけで1週間は必要だ。
ひと月さぼりゃ使い物にならなくなる。


だがもう今日は動けない。
週末はまだのこり一日ある。
これ以上やったら擦りきれて消え失せる。
満腹で食べる食事ほど辛いものはない。
そう思いますよね。