即と準即のシーソーゲーム/ヤリ目の人とは泊まりたくない/かっこよくリードできるの?


某日 アポ


某保険会社のOL子。ラインいい感じ。
特別な子なので普段はしないライン通話を2度ほど実施。
10分くらいにとどめるつもりが長電話。


深夜に互いに(互いの家の)ベッドで電話しながら
「まだ切らないで」なんて言われたんで、
ああ、食いつき上げすぎてしまったな、なんてしたり顔。
順調なままアポ当日。


一軒目トーク。
まあ我儘。我が強い。
やってもらって当たり前思考。ザ・ワールド・イズ・マイン。


瞬時に落胆する。相手にではなく自分自身に。
アポまでに見抜けなかった選球眼の無さに。


自分の鉄板のアポのやり方。それは大量のラインゲットの中から選りすぐりの案件だけとアポを設定すること。
厳選することで勝率が高まる。可愛い子とだけアポを組める。
そして準即の満足度が高まる。


そういう戦略でやってきた。それがこのざま。
普段しない電話とか、そういうところで妥協してしまっている。
まだ切らないで、なんて別に付き合う必要はないわけだ。
それに付き合ったわけだ。
相手が可愛くない子だったら?
そもそも電話すら面倒くさい。


まあそういうこと。
さっさとお会計。退店。
駅の方面まで見送って速攻で解散。


で、k街ソロに切り替え。


やりやすい。D生とかぴえんからラインゲット。
素振りのラインゲット。会うかどうかは今後のライン次第。


で、繁華街で声掛けした良い感じの子。
キャッチじゃないなら何なの、で普通にナンパ開示。
ヤリ目嫌い的なことを連呼。
判定法。
なんだかんだ押しに弱いタイプ。
で、結局連れ出し。


数分話して確定。いける。
どこでする?演算。
弾丸カラレンタマンキ、、
でもそういう気分じゃない。
さっきまで準即モードだったから。
ということで、プライベートな店あるからとか適当なこと言ってタクシー。
家連れ出し。


自宅前。ここでグダ。
計算狂った?と思ったが、グダ理由「ヤリ目の人とは泊まりたくない」
思わず吹き出す。そこにグダるのか。


泊まらないよ、俺も夜中予定あるし… 
なんて適当なこと言って場をつなぐ。
え~ なんて言うが歩くスピードは変化なし。
足取りは変わらない。
女性の言葉は信じない。
行動だけをしっかり見る。


家IN。
何事もなく。
つつがなく即。
「ほんとチャラいよね?」
「いつもこんなことしてるの?」
そればっかり。


泊まりは無いし街出てもう1即しようと思ったのでさっさと片付けて服着たが相手はベッドでゴロゴロしだす。
スマホいじってる。
インスタ見てる。
「行くよ」言っても動く気無し。
しょうがないのでとなりに寝転んで身体触る。
「ん~」みたいにねこみたいにじゃれてくる。


どうしようか迷ったが、こっちは戦闘モードになってたので勢い落としたくない。
なんとかなだめて理由つけて家アウト。
で、駅まで送って解散。


すぐナンパ開始。5声かけくらいでエネルギーが切れてきた感覚を覚える。
勢い落ちた。で、とりあえずライン溜まっていたので歩きながら返す。
面倒になったのでそのまま歩いて帰宅。



某日 アポ


銀座丸の内案件。バリキャリ系お姉さん。
会おうって話がどうも誤変換というか、本気モードのように相手が捉えてしまって、
きっちりした会食と言うか、お見合いというか、カジュアルじゃない感覚を持たれてしまっていたので、


そういうのではないことをしっかり確実に演出。
遅い時間に一杯だけ的なノリで互いのスケジュール一気に飛ばして直近で会う。


こういう系の子はきっちり化粧しなきゃとか、服装をとか、
そういう舞台装置をしっかりしなきゃと考えてしまう。
それはそれで向こうの自由だからいいのだけれども。
重要なポイントは決して相手の正規ルートで戦ってはいけないということ。
こちらの鉄板ルートだけで戦う。
それには奇襲戦法を常に採用する。


アポ。ワインでスピーディーに口説いていく。
一軒目明けて。二軒目を急遽変更して手つなぎ。
タクシーで自宅の鉄板ルート。


自宅グダが思ったよりなかった。
ここが罠だった。
自宅での対戦が鬼のように長引く。


初手から距離とってくる。
近づけない。
というか近づけないような絶妙な場所に位置取る彼女。


ああ、昔本で読んだけど、広い2LDKとかの部屋より狭いワンルームでベッドだけの家のほうが即れる、みたいな説があった。
あれは体感的にも実際そうなのだ。
キープできるかどうかはまた別の問題になるのだが、
ゲットという意味では広い部屋は必ずしもゲット率を高める方向に導いてくれるとは限らない。


ああ試されてるなーと直感。ようは、セクロスに応じてあげてもいいけど、
かっこよくリードできるの?
ここでダサかったら落第よ?
というサインである。


相手のスタンスはよく分かった。
で、ここからどんな手を使うか。
昔の相棒だったらこうするだろうな、みたいなのはたくさんあった。
そんなの関係なくオラオラで行くのがいいとか、
なめた態度取るんだったら帰れよ?オーラを出すとか、
相手の土俵に乗るなとか。


で、自分はどうしたか。
相手の土俵に乗った。
それも堂々と。


しっかりとご希望に応えてあげた。
おしゃれな雰囲気出して。ワインとチーズ出して。
照明落として。声も落として。


時間かけて深い話をじっくりと。
話を聴く。訊く。
より深い話へ。真相へ。
価値観じゃない。根底の魂をなぞるまで。


とまあ大げさに書いたが、ふつうに時間かけて丁寧に口説く。
気付けば隣り合わせに。
気付けば触れ合う肩。
重ねる手。
唇。
そして混ざり合う。



準即が面倒という人は多いと思う。
なぜならナンパの醍醐味は即だから。


弾丸即だから。
アドレナリンの分泌が凄いし、
見知らぬ異性と出会って15分で合体するのは、
その一文を見るだけで相当なくらいキャッチーである。


だから即主体の文化は今後なくなることは無いと思う。
だけど自分はこういう時間をかける流れが結構好みなのだ。
一見無駄が多いし、一見というより本当に無駄が多いので、
忙しいとそんなにできないしまったく合理的ではないのだけれども。


その無駄すらも楽しみに感じてしまう。
というよりその無駄があるからこそ満足感が高まると思っている。


だからといって即・弾丸即が低次元の行為、ということは全く思っていない。
実際、準即アポが続くとダルく感じてくる。


毎週木、金、土とアポが入っているスケジュールをどう思うか。
もう面倒なのである。
面倒な方が女がそれを察知してよりモテる… という現象も事実なのであるが、
モテとかどうでもいいくらいにダルくなってくるのである。


そんなときに弾丸即なのである。
なんの予定もない金曜日。
なんの予定もない土曜日。
あえて予定のない祝前日。
こんな日は何をする?
そう。街をローラーするのである。


当然ボウズもあるし酷いのを引くときもある。
酷は満足度を下げる。
そこに賢者タイムが重なる。
「即は虚しい」「即は時間の無駄」「即ナンパは時代遅れ」


そうじゃない。
飽きの問題が大きいのだ。
どんなに美味しくてもカレーライスが続くと匂い嗅ぐだけで嫌なのだ。
二○系ラーメンが続くともう看板見るだけで嫌になるのだ。
ノンドレッシングのレタスのサラダが食べたくなるのだ。


そういうものなのだ。
ローテーションしていくのだ。
どっちが正義もなにもない。
カレーに正義はないし、お寿司に正義はない。
バランス良くジャンクも美味も食すのだ。
(たまに酷という名の毒も喰らうのだ)


ナンパばかりしていて飽きないのですかと聞かれるのだが、
いつでも答えは決まっている。
「同じ食事に飽きることはあるけど、食事という行為自体に飽きたことはまだ無い」


もちろんこの考えは2021年4月現在の考え方であって、
これが変わらない保証はどこにもないのだけれども。
それにしてもここまで飽きない活動は数あるアクティビティの中でも珍しいと思う。






コメント

  1. みのる より:

    更新楽しみにしていました。新年度が始まりましたね。今期もよりいっそう女性の正体を暴いてください。
    僕はチバ様のようにはなれませんが、一日一声でも、出来ることからやろうと思います。

  2. チバ より:

    >みのるさん
    今は確実に街が盛り上がっています。
    少しずつでも積み上げていきましょう。

  3. かわず より:

    久しぶりのチバさんの活動日記めちゃくちゃ楽しみました。久々すぎて初めて美女ナンパ記事見つけた時みたいなワクワクでした。
    コロナで投稿してらっしゃらなかった期間は過去記事よく拝見していたのですが、その頃と比べると別人が書いたように感じます。そのレベルアップも飽きることなく続けたからなのでしょうね。

  4. チバ より:

    >かわずさん
    ありがとうございます。シークレットに活動を続けております。

  5. 猛虎の虎 より:

    上の人と同じですが
    私もチバさんの記事でワクワクしたい
    気持ちを取り戻しました
    ナンパへ出向いてみようと思います