ナンパコラム#22 Q,どうしたら魅力を伝えることが出来るのか? A,自分の生活を楽しんでいることを示せば良い


アポで負けてしまったとき、どうしてあんないらないことを言ってしまったんだとか、
どうしてまた自慢話をしてしまったんだとか、反省して悩むことは多いと思う。


確かにつまらない仕事の話を女性に延々としてしまったり、自慢話を繰り返してしまったりする男性はかなり多い。
しかし、それらをひとつひとつ気を付けていくよりも、とあるスタンスを意識することで、それらが全部一気に改善する可能性が劇的に高まる。


アポで相手の女性に魅力を伝え、惹きつけるにはどうすれば良いか?


結論としては、
自分の生活を楽しんでいることを示せば良い。


自分らしさを大切にしていて、例え仕事が大変でもそれを楽しんでいる。仕事以外でも自分なりのプライベートを楽しんでいる。


自分のしていることに引け目を感じる言動を一切しない。
その上で、相手のことを尊重する。押し付けがましいことは一切なく、自慢もしない。


このように自分の生活を楽しんでいることを伝えていく。そうすることで女性はあなたにより興味を持ってくれて、魅力を感じて心を開いてくれる。


これらを順に説明していく。



【1】魅力とは自信であり、自信とは自分に対しての満足度である


絶対にしてはならないことは、不満たらたらの人物であることを相手の女性に伝えてしまうことだ。


アポで仕事がつまらないと愚痴を言ったり、上司が嫌いだと嘆くこと。同僚とウマが合わないし、そもそも会社にろくな奴がいないとこぼすこと。


このようなことは、これから口説く予定の、ナンパして出会った初対面の女性に言うべきことではない。


同様に、休日やることがなくてつまらないとか、友達がいなくて飲みに行きたくてもいけないからしかたなく家で一人でいるとか、そういう話も言うべきことではない。


効果的なのは、自分の生活に自分が満足をしていることを伝えることだ。
その上で自分の生活を大切にしていること、自分らしさを大切にしていることを伝えていくことだ。


例えば本当に仕事の上司が嫌なヤツで、同僚にもろくな奴がいなかったとして、さらにその上激務であったりしても、
「毎日ホントにカオスだけど、逆にエキサイティングで楽しいよ笑」と楽しそうに言う。


「しんどいけど、すごい成長できてるから楽しいよ」と言ったり、


「毎日ほんとしんどいけど、たまに飲める日(週末)がめっちゃ貴重になるし、その分より楽しくなるし、楽しめるようになったよ」と言ったりと、


仕事が忙しい分プライベートの時間により一層価値を感じることが出来ている(イコールで生活全体に満足している)と伝えることが出来る。



プライベートについての言い方も同様だ。
実際に毎週友達と遊んでいたり、バーベキューしたり小旅行している場合はそれが楽しいとそのまま伝えれば良いが、


実際休日は家にこもって一人でいる場合でも、
「大勢と飲みに行くのも好きだけど、最近はけっこうひとりの時間を作るようにしている」
「家でひとりで小説読んだり、映画見る時間って結構好きなんだよね」


というように、自分なりに自分の時間を楽しんでいること伝えていくと良い。


男性の中には、自分がリア充であることを伝えていくためには、「リア充っぽいアクティビティをしていること」を言わなければならない、と思っている人がいる。


だが実際はそんなことはない。
例えば毎週パーティーやバーベキューに参加している人でも、義務的にこなしていたり、本人がつまらなそうにしていたり、つまらない感じでそれを話したら、その人は魅力的にはうつらない。


それよりも、単純なことでも実際に楽しんでいる人のほうが魅力的にうつるのだ。
楽しいと思うことを素直に楽しんでいる人のほうが魅力的に感じられるのだ。


現在住んでる場所の近くに昔の親友が最近引っ越してきて、そいつと毎晩どちらかの家で夜中までだべって青春してるとか、
本当に仲の良い仲間とたまに集まって気兼ねなく話すのが超楽しいとか、


ようは、どんなに魅力的なアクティビティをしていても、本人が楽しそうでなかったら(楽しめてなかったら)その人には魅力を感じることができないし、

(※金の匂いにつられる場合はあるがそれは本人の直接の魅力ではない)


全然普通の単純なアクティビティをしていても、本人たちがそれを好き好んでやっていて、本人たちがめちゃくちゃ楽しそうだと、女性はその人に魅力を感じることが出来るのだ。


アポは女性との戦闘であるが、女性もきっちりとこちらを観察している。


この時にこの人は楽しそう、と思われるとその後の展開がかなり優位に傾くのだが、
この「楽しそう」というのは、単純にアクティビティの内容ではなく、


普通のことでも楽しめちゃうようなポジティブなマインドだったり、ただ一緒にいるだけで楽しめちゃいそうな雰囲気のことを具体的には指しているのだ。


なのでアポでは、できるだけそういう内容のことを話題にするほうが良いし、
さらにはそういう雰囲気で、つまり「楽しげな雰囲気で」話したほうが良い。


仕事がかなりつらいという内容でも、それをガチで苦痛であるかのような雰囲気で言うのではなく、
楽しげで、実はそれも含めて楽しんでいる、という感じで明るく言うだけで全然伝わり方が変わってくる。


こうして自分の生活や現状、自分の行動に満足していること、自分の好きなことを自分で選択していることを示すことで、


この人は自分を持っているな、自分に自信がある人だな、と女性が思ってくれて、結果女性がその男性に魅力を感じるようになっていく。

(※現状に満足しているだけでなく、それでいて更に上を目指していると付け加えることもより効果的)


些細なことでも楽しそうで、楽しむことが出来る人だなと思われると、女性はその人と一緒にいたいと思う。
私も楽しみたいな、この人と一緒なら楽しめそうだな、と思うところから、女性は自分の心をどんどん開いてくれるようになる。



【2】ポイントは押し付けないこと、自慢をしないこと、言い方を変えること


これらを実際に実行する際の注意点としては、だからと言って一方的にこちらが楽しいということを延々と喋ってはいけないということ。


自分の楽しいことをドヤ顔で語り続けるなんてことは絶対にしないこと。


伝え方としては、アポの会話の基本である「トーク比率がだいたい女7:男3となること」というルールを守りつつ、
自分の話す番が回ってきたら初めてこれらの内容を伝えることだ。


そして、意見を押し付けないこと。


例えば相手が『仕事がホントにつらい』という話をしているのに、


「俺は仕事がつらくてもめちゃくちゃ充実しているぜ!てか仕事はつらいほうが楽しいじゃん!!」


と、延々と自分の「仕事辛いけど楽しいエピソード」を語ってしまうと普通に女性から嫌われるし、
こいつは何なんだ、分かってないな、
そういう事じゃないんだけど、、と内心で思われてしまう。


そうではない。基本は、女性の意見に賛同する形でトークを展開していく。
上記のように女性が『仕事がつらい』と言えば、


「そうだよね、仕事つらいよね」と同調から始め、


「○○は仕事のストレスとかどうしてる?どうやって発散しているの?」


と、ストレスの発散の方法へと話題をシフトしながら、同時にプライベートの休日の過ごし方のトピックへの移動を裏で狙う。


そうしてプライベートの休日の過ごし方に話題がシフトしたら、そこで初めて自分のプライベートのアクティビティについて話していく。


その内容が、自分なりに自分で楽しんでいて、楽しげで充実している(何度も言うが「自分なりに充実している」)ことであればパーフェクトだ。


女性も自分なりに楽しんでいることについて話しているところに乗っかっているので、
結果両者の話題が+、つまり陽(ポジティブ)に向かっていく。


こうして場の雰囲気を陽にしつつ、互いに話して気持ちよく、更には男性の自分に対する満足度、つまり自信(魅力)を自然に伝えていくことを実現出来るようになる。



【3】相手が終始ローテンションの場合は、雰囲気で伝えていく


たまにいるのだが、女性のテンションが終始ローテンションで、
女性の方が愚痴をたらたらとこぼし続けている場合がある。


リア充っぽいことが嫌いだったり、人が楽しんでいること自体が嫌いな場合もある。
自分はそういう女性自体がそこまで好みでないため、そもそも自ら対戦しにいくことはないが、
それでもナンパをしているとどうしても口説かなくてはいけない時がある。


このような場合は、雰囲気で伝えていく。


基本は、9:1くらいでほとんど女性の話を聞く。うんうんうんうん聞いていく。
そして同調していく。


そうしてちょこちょこ出てくるポジティブな話題を拾って盛り上げてはいくが、
それでもすぐネガティブな話題に女性自らが戻していくこともある。


なのでその場合は、ネガティブな話に明るく同調する。
彼女が放つ-、つまり陰(ネガティブ)な空気を、+、つまり陽(ポジティブ)な空気で、ギリギリ沈まないように対抗していく。


相手のネガティブに対してこちらもネガティブを出してしまうと、場の雰囲気がどんどん沈んでいってしまう。
かといってポジティブ過ぎたり、リア充エピソードを語りすぎると向こうが嫌な気分になってしまう。


なのでこのような場合はポジティブエピソードはあまり出さず、笑顔や相づちでポジティブな空気を出していく。


このような女の子は結局ネガティブエピソードを言って、そんなことないよ、と同調してもらったり肯定してもらったりすることを求めていることが多いので、ひたすらにそれをしてあげるのが一番効果的になる。


そうして同調していると、ローテンションの子でもポジティブなエピソードを話題にしてくるタイミンがあるので、
そういう時になってやっとこちらのポジティブなエピソードを小出しにしていくやり方が良い。


そうして女性に同調して味方になっていくことに加えて、同時に自分の魅力を伝えていくことができ、テンションの低い気難しい子でも心の距離を近づけていけるようになる。



【4】まとめ


どうしたらアポで相手の女性に魅力を伝えることができるのか?


再度の結論。自分の生活を楽しんでいることを示すこと。


自分なりのやり方で楽しい生活を送っていることを伝えること。
その際のポイントは押し付けないこと。自慢しないこと。
相手に合わせて、出し方を調整していくこと。



充実した生活を送っていて、自分に自信がある男性はやはり魅力的だし、
女性もそういう人と話をしたり、飲みに行ったり、付き合ったりしたいと思う。


そして充実した生活というのは、世間一般のリア充のするようなアクティビティをしている人だけのことではなく、
例えどんなことをしていても、自分で楽しいと思っていることを自ら進んでやって、自分なりに楽しんでいることも対象となる。


なので、自分なりに自分の生活を楽しんでいることを示していこう。
不満たらたらで、ああダルい、つまらない、人生楽しくない、という雰囲気でアポに望むのではなく、


俺は楽しいよ、俺といると楽しいから一緒に居ようよ、一緒に話そうよ、というポジティブなスタンスで女性と対峙することが、
アポの雰囲気を劇的に良くしてくれるし、結果的にその後のクロージングへとつながっていく。


もちろん実際に週末に死ぬほど楽しいことをしていたり、普通の人が経験していないようなすごいエピソードがあれば、


それは全然話していいし、よりレベルの高い女性と対戦する際にも特に有効な武器になっていくので、
これとは別件でいろいろな尖った体験をアクティブに経験しておいたほうが良い。



さて、ここまではアポにおいて「女性の心を開かせる」ステップの話であり、
アポで女性に魅力を伝え、心の距離を近づけるための技法である。


心を開かせたら、その後は必ず「口説き」をして、その先へと進んでいかなければならない。
心を開かせるだけではただの友達になるだけだ。ここからしっかりと口説いていかなければならない。


それについてはまた別のコラムにまとめていきたいと思うので、
その時を待っていて欲しい。





コメント

  1. りょう より:

    チバさんいつも大変お世話になっております。
    ちょうど私が今悩んでいるタイムリーな話題でした。アポ時に女性と仲良くなる事が出来るようになったのですが、口説くタイミングで引かれてしまう時がよくあります。相手と同調し始めた後に口説くタイミングが難しく失敗してしまいます。チバさんがどうやられているのか教えて頂けると嬉しいです。

  2. より:

    いいコラムでした。

    ナンパって40過ぎると現実問題厳しくなってくると思ってて、 40以降に女をどう抱くか考えているんですが、ある程度金があるのは年齢をカバーする当然の前提として、おっさんと化した後のその他の戦い方(ストを続ける、水商売のオーナーになるなど)があれば教えて下さい

  3. かわず より:

    大前提に「自分はこういう男だよ」というスタンスを持ち、そこから細かい局所的なテクニックを見つめていく。近々あるアポで、関係構築における細かいテクニックのことばかりを気にしてシミュレーションしていたのですが、今回の記事でとても助けられた感じがします。細かなテクニックばかりに気を取られていると、途中から言ってることとか雰囲気とかが矛盾してるような気がしていたので、「スタンス」という言葉は大変参考になります。

    ブログやメルマガを拝見していていつも思うのですが、今回の記事のような、雰囲気や空気、振る舞いという、言語化しづらく、また言語化しようと思っても大変で手間がかかるものをしっかりと細かく言葉で説明していらっしゃるのは、チバさんが何となくや感覚でナンパに取り組んでいるのではなく、細かく細かく細部まで考えつくしているのだなあと、とても感銘を受けますし、そのおかげでいつも助けられています。ありがとうございます。

    次回の口説きの記事とても楽しみです。お忙しいと思いますが、仕事とナンパ頑張ってください。いつも応援してます。

  4. じゅん より:

    チバさま。とても貴重な情報をありがとうございます。昨日は会うのが2回目となるアポがありました。その方は、社長をしており、知識経験豊富てます。前回のアポでは、ボディタッチにいこうとすると、パーソナルスペースが広いからと断られる強者でした。この記事を拝読し、2回目に臨んだところ、自分の気持ちがまず軽くなりました。そうしてその方と接したところ、相手も心が開き、矢印がこちらに向いてる感じがありました。帰らなくていいの?と聞くと、もう少し大丈夫と言って帰らなかったり、向こうからのボディタッチもありました。すごい変化です。ただ、たしかに口説きのステップがなく、解散してしまいました。更に成長できるよう精進しますので、今後ともよろしくおねがいいたします。

  5. くー より:

    初めて投稿させていただきます。
    魅力ある人生には、自分への向き合い方が重要になってくると思いますが、そのためには時間の使い方が問題になります。
    チバさんは日々の仕事や、自分の環境の維持(掃除や食事、身体の鍛錬、精神の鍛錬、ブログ更新など)はある程度月単位、年単位で計画を立てて実行しているのでしょうか??
    もし立てていらっしゃるなら参考にしたいのでご教授いただけないでしょうか??
    よろしくお願いします。

  6. チバ より:

    >りょうさん
    仲良くなる→口説くまでの間にかなりの細かなステップを挟みます。
    心を開かせた後は恋愛系の話、さらに深い恋愛トーク、一度店をかえ横並びで立ち飲みの店に行く、肩と肩を触れ合うくらいの距離で飲む、
    などと徐々に距離を縮めてから、間接的ではあるがほぼ決定的な口説き文句を繰り出していきます。

    >あさん
    私のもとにはアラフォー、アラフィフのストリートナンパプレイヤーの方からのお便りが数多く届きます。
    お金持ちだったり、何かしらの事業のオーナーである方が最終的にストに戻ってくる傾向があります。
    40過ぎるとストは無理そうというイメージは一般的ですが、実際は結構皆様結果を出されています。誠実系から色気で落とすタイプの方が多いです。

    • チバ より:

      >かわずさん
      細部を気をつけると全体が見えなくなる、という意見もありますが、細部を改善するフェーズ、全体を見るフェーズを交互に繰り返して成長していく方法を採用することがポイントになります。
      ナンパは細部、全体のどちらかだけに注力するというものではなく、どちらもバランス良く見ることで成長速度が早くなります。
      細部まで研究する癖は、私の性格がたまたまそうだったという結果だと自分では考えています。
      感覚型の凄腕もいますので、どちらが優れているということはないと思います。

      >じゅんさん
      アポお疲れ様でした。口説きは勇気がいる行動になります。二回目以降になれば、体の関係を持たせてくれないのであれば、若干面倒くさいな、という雰囲気を出していく方針でも良いです。今後も解説していきます。

      >くーさん
      計画もありますが、私は生活のかなりのことをルーティン化し、リズムを崩さないように意識しています。コラムかメルマガにて詳細を書いてみます。

  7. くー より:

    チバさん返信ありがとうございます。
    2年前からの読者ですが、ナンパという行為よりも、チバさんの精神性、思考の持ち方がとても参考になります。
    行動ももちろん重要ですが、思考も非常に重要なのだなと、再認識させられました。
    これからも更新楽しみにしております。

  8. チバ より:

    >くーさん
    ありがとうございます。

  9. 阿含 より:

    感覚的に認識していたことの言語化シリーズ大好きです!

    チバさんの影響を受けて普段から「生活の中の楽しいエピソード」をストックするように変化している自分がいます。

    以前にも「全ての不利益はまず自分に原因があると考えよ」も素晴らしかったです。

    • チバ より:

      >阿含さん
      ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
      そのストックは今後必ず役に立つはずです。