ナンパにおいて経験の重要はもはや計り知れないし、
自信と並ぶ最重要要素であると断言できる。
こちらは一度包括的にナンパコラムにまとめたいと思っているのだが、
どうもまとめるのが難しい。
以前自信についてナンパコラムを書こうとして、ワードのアウトラインで項目を整理していたのだが、
もはやこれはまともに書くと書籍一冊分になってしまうんじゃないかってほど要素が溢れてできてしまい、書くのを断念した経緯がある。
少し気合を入れないとアウトプットできなそうなので、機が熟すのを待ってほしい。
さて、経験の重要性について。
さらっとだけ書きたいと思う。
これはたとえ話をすると分かりやすく、
プロ棋士 VS コンピューター を思い描いて欲しい。
(将棋じゃなくて囲碁、チェスでもいい)
AIの進歩は凄まじく、コンピューターがチェスの世界チャンピオンに勝ったのは早かったが、
もはや不可能と言われていた囲碁の分野でも、アルファ碁が囲碁の世界チャンピオンに勝った。
それで色々騒がれたわけだけれども、ではコンピューターは何をしているのか?と考えると、
実は単純で、コンピューターはひたすら過去の対戦データを蓄積していたのだ。
全部を計算することは出来ないが、今までのプロ棋士の対戦の棋譜情報を大量に蓄積しており、対戦となった時、似たような状況をサーチし、勝つための逆算思考を計算し次の一手を繰り出す、ということをしている。
これは実際に人間がやっていることと同じで、棋士も小さいころから「棋譜」という他者同士の対戦データを何度も学習し、この時はどうすればいいか、どう対応すればいいか、ということを徹底して学んでいく。
結局、経験とは過去の対戦データなのだ。
過去の対戦データと言ってもさらに分解でき、自分の対戦という過去の対戦データだけでなく、他者の対戦データという経験も取り込んでいく。他者の対戦データとは最近のものではなく、現在までに至る全て、つまり将棋の歴史すべてが含まれる。
つまり経験とは自分と他者の歴史そのものだということだ。
とっさのひらめきが大事、とも言われるけど、将棋をまったくやったことのない人にとってはとっさのひらめきも何もない。
つまり天から降りてくるような素晴らしい一手も、実際は過去に経験した一手だったり、見たことのある一手だったり、あるいはそれらが頭の中でミックスされ、組み合わされて生まれた一手だったりする。
ひらめき、機転、とっさの一手、これらも経験がベースになっているということだ。
これらはナンパと非常に酷似している。
過去から現在に至るまでの膨大な声かけの数々。
この経験が、女性の反応に対して適切なアクションを起こすベースになる。
言葉にするのはなかなか難しい。
だが、そのようなものは確実にあると断言できる。
たとえば断りながらも笑顔をみせてくれる子にはこう返すのがいいとか、
連絡先を教えてもいいかちょっと迷ってる子には、こう提案するのがいいとか、
言葉にするのはなかなか難しいが、確実にこうすればいい、というものは存在する。
初心者の頃を思い出すと、やはり初めてのことが起こると毎回動揺した。
だが、同じようなシチュエーションに二度目に遭遇すると、冷静でいられた。
何度も繰り返し遭遇すると、もはや自由に状況をコントロール出来た。
それくらい、経験はナンパという対局において有利に働いてくれる。
もうひとつは、意識しながら経験しなければならないということ。
たとえば今年30歳の人は、それだけで歯磨き歴25年くらいのはずだ。(27年くらいかな?細かいことはナシで)
だが、自分が歯磨きのプロだと思えるだろうか。
毎日歯磨きしているはずなのに、無意識にシャカシャカ磨いているだけだと、上達はしない。
同様に箸歴も25年以上あるはずだ。
毎日ほぼ欠かさず、数回は使っているはずだ。
だが、箸使い世界チャンピオンと戦えるほどの実力があるか?というと、そうではない。
ナンパも同じで、無意識に声をかけているだけでは上達はしていかない。
筋トレが、今鍛えている部分を意識しながら筋トレすると良い、と言うように、
ナンパをする際もどこかで意識する部分を決めてやらないと、上達せず平行線のような成長曲線を描いてしまうことになる。
(とはいえラッキーパンチがあるため、ゼロ上達とはならないが)
さて、書きたいことは山のようにあるのだが、
整理されてないため断片的となってしまうがここまでにしておいて。
ちょっとした本題へ。
上記した通りナンパにおいて経験は重要なのだけれども、
裏を返すと、経験、つまり数多く対局を繰り返していくと、
結構簡単に攻略できるようになるということだ。
必ずしもそうではないとも言えるが、
巷の凄腕などは実際に街に出ればほぼ毎回即ってるし、
毎回違う女性と出会っているのに、確実に同じ結果を出して帰ってくる。
これはもう彼の中に一流の棋譜情報が大量にデータベース化されており、
様々な状況下で最適な一手を繰り出せるコンピューターのようになっているからだ。
一方、準即になると少しだけ複雑になる。
即は早いもので20分、長いものでも2,3時間くらい。
しかし準即になると、1軒目から2軒目を使うと、
早い展開だと1時間半だが、平均は2時間半、遅くなると4,5時間かかったりする。
時間がかかると、その分だけ会話が多くなるため、覚えるべきデータベースが多くなるし、
経験も必要になってくる。
即は弾丸即を一日2回、3回と繰り返して経験していくことも可能だが、
アポ準即は基本的には一日1回だ。
(もちろん2準即も出来るが、そうそうない)
即は経験を蓄積しやすいし、PDCAを高速回転しやすい。
修正が簡単にできるし、改善アクションもすばやく行える。
そして。
女性と付き合う、という経験は、さらに経験を積むのに時間がかかる。
1年付き合う経験を10回、なんて言うとこの時点で10年必要になる。
もちろん10人と同時並行で1年付き合えば10年分になるが、
それはそれで大変な労力になる。
何が言いたいかと言うと、どうやっても結婚の分野となると、
結婚自体の経験が積めないのだ。
自分は現在未婚で、結婚歴もない。
こんな活動をしているが、いつかひとりと結婚したいと思っている。
だが、結婚という分野に対しては、結婚自体のPDCAサイクルを回せないのだ。
たしかに若いうちに結婚して、離婚して、もう一回婚活するという経験の積み方もある。
しかしバツという履歴がついてしまうし、そもそも離婚を前提として結婚する、
結婚を神に誓う行為は、個人的に自分はしたくない。
それに、一回結婚したと言っても、PDCAサイクルは1回しか回せない。
即、準即のように、700回、800回という回数は回せないわけで。
とはいえ対象は女性であるため、女性のことをよく知る、という意味で、
結婚するために今までの女性経験は役に立つと思う。
現時点で思うことは、相当やばい女性とか、ちょっと良くない女性とかを見抜く力は人一倍あると思っていて、
そういう女性と結婚してしまう男性を見ると、ああ、見抜けなかったのか、と少し悲しい気持ちになったりする。
だが、結婚して7年たって「あの女の本性がやっと分かったよ!!」と怒る男性もいるわけで、
100%見抜けるかというと、そうではないと思っている。
ようは、結婚は一発勝負なのだ。
即や準即は何回でもやり直せる。
しかも強くてニューゲームを繰り返せる。
自分のレベルはどんどん上がっていく。
だが結婚は基本一発勝負なのだ。
これでひとりを決めて、その8年後くらいに
「なんてこった」と思う日が来てしまったら、
そこからやり直すことは出来なくはないが、
非常に大きな代償を払うことになるし、しかもそれでも経験は「×1」なのだ。
何百回も繰り返す、ということが通用しないのだ。
もちろん、プロ棋士やコンピューターAIのように、
歴史や、他の人の結婚データを大量に読み込んで、最適解を出すことは出来るだろう。
しかし自分の経験が非常に少ないのだ。結婚に至っては、自分の場合は完全に0なのだ。
自分に合う女性、自分の中の最適解を出すには、
やはりどうしても自分で対局した経験が必要になる。
それが0しかない。
恐らくこんなことを考えているため、
臆病な自分は、結婚に踏み切れないのだと思う。
実際は結婚は女性経験の延長線上にあるし、
女性のことをしっかり理解し、扱いがうまくなればなるほど、
結婚においても問題解決はスムーズになる。
(相手が女性である以上、女性とのやりとりの経験は必ず活きてくる)
だが、どうも踏み切れない。
結婚をしたくなくてしていないわけではなく、
いつかしたいとは思っている。
それでもしていないのは、どこかで恐怖しているんだな、と若干感じている部分はある。
(したくでもできない人だから、という可能性ももちろんあるが)
自分の昔のナンパ仲間、相棒はかなりの数結婚しており、
彼らが言うには、「この人と出会った時初めて結婚したいと思った」
「結婚するならこの女性だなと思った」
という回答が多かった。
ということはまだ自分はそのような女性に出会えていないのか?と人のせいにしそうになるが、
恐らく答えはそうでなくて、原因はこちら側にある。
ナンパ仲間は口を揃えて活動していて良かったと言うし、
実際彼らが選んだ女性は素晴らしい女性だし、美人で性格も良い。
彼らの選球眼は間違ってなかったし、間違いを許さなかったんだなと思う。
あとは踏み込む勇気、なのだろうか。
まだ踏み切れない理由は何なのか。
もっと良い女性と巡り合いたいと思っているからなのか、
根っからの瞬間恋愛師だからなのか。
結局自分のことは本当によく分からない。
コメント
素晴らしい一手は過去の経験から導き出されている。素晴らしい一手を繰り出したいなら、たくさんの経験をすること。良いことも悪いことも振り返り、分析し、次の行動で活かす。たくさんの経験をする過程では、辛いこともあるがそれらを乗り越えないと素晴らしい一手は手にできない。肝に命じます。
>TAROさん
経験こそが人を形作っていると考えています。
ご無沙汰しています。
お元気ですか?
最近、まったく同じことを考えていました。
昔、ご相談させていただいていた頃よりはスキルも経験値も上がったし、
結果もよくなりました。
結婚は通過点ではあるものの、チェックポイントとして選ぶタイミングが
いつかは来ると思っています。
それを妥協ではなく、ポジティブな気持ちを持って迎えられるのか、大いに疑問です。
選択と集中の最終形、一人を選ぶ。
とても難しい問題ですが、その日が来るまで歩み続けるしかないですよね。。。
理想の相手を僕も頑張って探していきます!!
>パシフィコさん
ご無沙汰しております。この件に関しては全く予測ができていません。
自然な形で選べれば良いとは考えています。
結婚について悩んでおりメルマガから飛びチバさんの記事からこちらを見つけました。
自分の昔のナンパ仲間、相棒はかなりの数結婚しており、
彼らが言うには、「この人と出会った時初めて結婚したいと思った」ここがなるほどと深く感じました。
3年半以上前からチバさんのメルマガを読んでいてお陰で今の彼女と出会えました。最後の踏み込みが難しく共感しております。しかしこの人と出会った時初めて結婚案件だと友人にLINEしており。このままゴールするのかもと思っています。
>猫さん
コメントありがとうございます。
よろしければメルマガでご回答いたしますため、その件でお悩みあればお送りください。
僭越ながら分析やアドバイス等させていただきます。