例えばテレビをつける時、なぜテレビをつけるのかという理由を明確に答えることができるだろうか?
見たいテレビ番組が始まるから、ニュースを確認したかったから、朝の時刻を確認したかったから、と、
いろいろと答えることができると思うが、
それがなぜテレビでなければならないのか、そしてなぜその瞬間でなければならないのかということは中々答えづらい。
(ニュースはネットでいつでも見れるし、時刻は時計を見ればいい)
基本的にテレビは、理由があるからつけるものではなく、それはただ習慣だからだ。
自宅に帰ったらとりあえずテレビのボタンを押す。
朝起きたらとりあえずテレビをつける。
このように、意図するというよりは、習慣になっているのでつけるという理由がほとんどであることが多い。
この現象はテレビに限らず、その他の媒体、とりわけスマートフォンにおいても習慣の力が及んでいることが多い。
メールをチェックする、twitterをチェックするという行動も同様である。
最初はちゃんとした目的でこれらをチェックしていたはずが、いつしかチェックすること自体が目的となり、
とにかくチェックをするようになる。
何もなくてもチェックするし、更新が無ければ不快感を感じる。
更新があれば快感になる。
少し暇ができると、とにかくチェックを繰り返すようになる。
そこに明確な理由や合理的な思考プロセスはそこまで存在しない。
ただ、習慣になっているのでチェックをしてしまうのだ。
習慣はこのように非常に強い力を持っており、
実生活に多大な影響を与えるものだが、
しかしネガティブな側面ばかりではない。
良い行動を習慣化すると、
生活が劇的にポジティブな方向へと進んでいくようになる。
寝る前の読書の習慣とか、
通勤時間にTEDを英語だけで聞くとか、
これを5年くらい続けると非常にパワフルなスキルを勝手に身につけることができるようになる。
これをナンパに応用する。
とりあえず通勤途中にナンパをすることを習慣にするのだ。
別にナンパをすることに理由なんて無い。
まるで家に帰ったらとりあえずテレビをつけるように、
寝る前に歯磨きをするように、
帰り際のターミナル駅で、
気になった素敵な女性に、とりあえず声をかけるのだ。
今日はただの平日だから反応が悪いとか、
まだ18:30だからこんな時間だと意味ないとか、
華金の20:00じゃ飲み会の真っ最中だろうとか、
そういうのは全部無視して、
明確な理由なんてなんもなしで、
とりあえず声をかけて飲みに誘うのだ。
もちろん断られたり、ガンシカされたりするが、
別にそれは普通のことだ。
一時間ぶりにメールチェックしたのに新着メールがないと不快感を感じるとか、
twitterで渾身の面白い投稿をしたのに、二時間経ってもFavoriteが2しかついてないとか、
そういうのとおんなじレベル感だ。
むしろそういう不確定要素があるからこそ、
気に入った女性にダメモトで声をかけたら即連れ出しが出来てしまったり、
むしろ向こうから『えー、時間あるなら飲みに付き合ってくださいよ』なんて言われる確変が起こって狂喜乱舞できるようになる。
自分がこの習慣化の凄さに気付いたのは、もう7,8年も前になるけど、
当時の自分の相方と自分の面倒を見てくれたとあるスト師の方がくれた言葉がきっかけだった。
「とりあえず街に出る習慣をつけるといいよ。勝手にナンパするようになってるから」
「だって小学生のときとか、毎日決まった時間に通学してたんだぜ?しかも休みなしで。でも全然辛くなかった。あれはただ習慣だったからだよ」
当時の自分たちは、あー、確かに、、と妙に納得して、
それから頻繁に出撃するようになっていった。
もちろん面倒に思う日もあったし、今日は嫌だなって思う日も沢山あったけど、
信じられないことだけど、
それから何年も経った現在も通勤途中のナンパをずっと継続している。
自分の場合は確かに少し特殊で、新宿という大きな駅でしかも徒歩通勤なので、
かなり恵まれた状況だという事実はある。
しかし自分がナンパを習慣化したときは恵比寿に住んでいたし、
新宿と恵比寿の電車通勤だった。
相方と一緒にナンパするときは新宿が多かったけれども、
ソロでナンパをするときはよく恵比寿でナンパをしていた。
郊外に住んでいる人でも、新宿、渋谷、池袋、銀座有楽町、など、ターミナル駅で乗り換えをするのであれば、
そこでさくっと流しながらナンパをする習慣を付けることは不可能ではないはずだ。
このように一旦習慣化されてしまうと、
自分の意識的な思考プロセスと関係なく、
習慣化された行動を実行するようになる。
メールを無意味にチェックするような感覚で、
通勤途中にナンパをして、
ガンシカに不快感を覚え、
Lゲや連れ出し、そして弾丸即に大きな快感を覚える。
ときには心の底から震えるような女性に出会ったり、
その女性と恋仲になったり、
もちろん振られたり、浮気されたり(したり)、悲しい別れを経験するようになるけれども、
おそらく、普通にまっすぐ家に帰る生活を何年も続けている人よりは、
女性との会話や、デートや、キスや、
それこそ交わる経験については、
控えめに言っても100倍くらいの女性経験を体験することになる。
習慣というものはとても強い力を持っていて、
それは悪い影響を与えるものも少なくない。
人間には意志の力があるはずなのに、
習慣の力のほうが強くなってしまって、
習慣に支配された生活を送ってしまっている人も少なくない。
これに抗うために、我々人間は、
意志の力で習慣の力をうまく利用するべきだと考えている。
習慣の力は一度確立されると普通の思考プロセスではくつがえすことができない。
だとしたら、自分にとって都合の良い結果が生まれる習慣をあえて選び、
実際に習慣化させ、
自動操縦のオートパイロットシステムを構築する作業を実行すると良い。
もちろんそれには最初かなりの力が必要だし、
途中で何度も心折れそうになってしまう。
ロケットを宇宙に発射するようなものだし、
ほとんどのエネルギーは大気圏を突破するためだけに使われるほど、
最初にかかるエネルギーはかなりの量が必要だ。
だが、その先のメリットや、
その後の快適さ、生活の変わりようを考えると、
それをするに値する以上のものであると思っている。
習慣に支配されるのではなく、
習慣の力を利用し、
習慣を支配する側にまわることで、
人生はより豊かになると自分は信じている。
コメント
前回の6月13日の記事を見て思い出したことがありますが、たまに顔だけ背けて体というかへそを自分の方向に向ける女性社員います。姿勢によっては胸を突き出すのでチラ見してしまうのですが、嫌われてるんですかね?胸をチラ見する時点でよい印象ではないと思いますが(笑)
男性であると胸は気になってしまいますが、チバさんの記事は性的というより初夏の爽やかさを感じます。
>冬ウサギさん
そんなに良いものではないです。性欲は強いです。
身体の中心線がこちらに向いていればある程度の興味があるはずです。
本当に興味が無いときは中心線がずれますので。
胸をわざと見せてくる女性は実際結構存在します。