昔の相棒との飲み／新宿南口でガラガラ引いてるマスク旅行者ナンパ

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久し振りに大酒を飲んだ。

もうすっかりナンパを引退してる昔の相棒と新宿で飲む。
昔の話に花を咲かせた。


あんなことあったよな、あんな女いたよな、
合流したあの人マジでパンチ効いてたよな、
あの先輩は今どうしてるんだろうな、、


で、今の自分の状況を話した。
最近の女性関係も含めて。
ちょっと悩んでるあの子のことも含めて。
相棒は爆笑していた。
ほんと、昔から変わらないよな、と。


器用じゃないよな、と。
こう、決めたことはこうやって（手のジェスチャー）一直線にやるけど、
そうなってるお前って、周りが見えないくらい集中するよな。

でもそんなお前は見てて凄かったし、好きだよ。


なんて笑いながら言われて、思わず照れてしまったけど、
そんなこというこいつは本当の天才だ。


ナンパも上手かったけど、何よりも、どの分野においてもバランス感覚が優れていた。
彼女も常にいた。でも、誰かにハマるようなことはなかった。一度も見たことがない。


男にも好かれるし、女にも好かれる。
そして本物のコンビナンパの才能。歴史的伝説的なファインプレーの数々。


それらを目の前で見せてくれた相棒。
彼と未だに繋がれている、この巡り合わせに本当に感謝している。


で、解散してから、歌舞伎町を二人でウロウロした。
色々変わったよなー！とか、キャッチのメンツが完全に入れ替わってるなー、とか、
あ！あの人まだいるよ！、、とか、あの連れ出しの店潰れたんだぜ、、とか、
思い出話をしながら歩く。


で、「さくっとやるか？」と誘ったけど、いや、いい笑　と断られた。
じゃあ、俺は軽く流してくるよ。と言った。
そういうところも相変わらずだよな、と相棒は笑った。
じゃあ、と、そこで手を振って別れた。
もうモードは切り替わっている。


５声かけくらい。
ちょっと流れが悪かったので、最近調子のいい南口の方面に移動。

すると、ニューオマンの方に向かおうとしている、赤いガラガラを引いたマスクの女性を発見。


チバ「旅行ですか？」
女性『えっ？！』
チバ「いや、仕事？」
チバ「ああ、新卒でこっちきたばかり？」
女性『え、違います笑』


明らかに２７くらいだったけど、
ちょっとふざけて（でも言われて悪い気分はしない）トークを仕掛けてみる。


で、難なく平行トークしていると、ホテルを探しているとのこと。
ホテル名を聞く。
すぐ分かる。
「じゃあ」と、道案内をすることにする。
こういう時に、地の利が働く。


で、一緒に行くのだけど、ほんとに会話が盛り上がる。
何故だったのかは分からない。
さっきまで昔の相棒と飲んでいてテンションが上っているからなのか、
お酒後からなのか、何なのかは分からないが、
爆笑につぐ爆笑だし、何言っても彼女は笑ってくれる。


じゃあ荷物置いたらさ、せっかくだし近くで一杯だけ飲みに行こうよ、
と言うと、難なくOK。
ここで判定。ちょっと悟って。
ホテルまで着きそうな時に、じゃあ荷物重いから持ってくよ、、
と了承を得て、彼女が手続きを済ませた後合流して、
エレベーターに乗って、彼女の部屋へ。


冷蔵庫に何があるかな？なんて言いながら冷蔵庫を開けたりする。（空だった）
彼女はコートをハンガーに掛けてる。
コートの下。彼女は薄着だった。


で、キス。


濃厚なキス。互いに手を背中に回して。
キス。
キス。
キス。



即。



終わった後、彼女は旅の疲れがあり、
こちらはお酒を飲みすぎて疲れていたため、
じゃあ飲みに行くのはやめよっか、となり、
連絡先を交換し、また会う約束をする。


解散。



で、今帰宅。


やはり街の感じがとても良い感じだし、皆開放的。
大学生のサークルっぽい人達が大勢騒いでいるけど、
結局誰もがあんな感じのテンションなのだろう。
楽しいし、楽しいことしたい。


落ち込んでる時はふさぎ込んではいけないということ。
昔の仲間に会えば嫌でも笑顔になれる。
ナンパに出れば刺激的な夜を過ごせる。


いつでも出来るからしないって人も多いけど、
やはり行動は起こすべきもの。
後悔なんでどのみちするけど、やはり何かして後悔したほうがいい。


何かをしなかった、と後悔するのが、一番いやなタイプの後悔。


まだ木曜日なのが信じられない。
大人になると一週間が早くなるなんて言うけど、
そんなのは、多分嘘っぱちだ。

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