シア○○ポの女 -美女ゲットナンパ14人目-【前編】







某日 銀座



昼ストで美女ナンパをしていた。



でも納得いく美女をなかなかナンパできなくて。
声かけ数も伸び悩んできていて。
その日の不調を感じていたその時。



正面の人混みの中。


早足。
きりっとした身のこなし。
コンサバな服装。
強めの化粧。


圧倒的な顔の造形美。


美女!
今日一番の美女だ。


何も考えるな。
まずは声をかけろ!



チバ「あの!」
彼女『はい!?』



勢い良く声かけ。
立ち止めに成功。
真っ白な頭を秒で戻し、
そしてすかさず運命トーク。


上手く刺さった。
しっかりとキャッチやスカウトではないことを説明し、
そして運命トークを終えてからの、連れ出し打診。



彼女『これから友達とお茶なんです』
チバ「何の友達なの?」
彼女『大学というか、』
チバ「サークル?」
彼女『いえ、語学とか、』
チバ「へえ」



彼女は仕事が忙しく、この日は久々に友達と会える時間が作れたそうだ。
仕事はOLだと彼女は言う。


なんとなく教養のある人の感じがしたので、
丁寧に後日会う約束をして、連絡先を交換する。


その後、メールラリーは順調にいったが、
日程調整だけが全然うまく行かなかった。



通話なども試みたが、なかなかうまくいかない状態。
なんとかテクニックを駆使して、
丁寧に良い店を提示しつつ、
理由をつけていつもの店に誘導しつつ。



そしてとある日。
仕事終わり。


多少の手応えの無さを感じながら。



彼女との初めてのアポの日を、迎えた。







————






『シ○ンスポって、ご存知ですか?』





え?



間抜けな声で、
思わず聞き返した。



何だそれ?



初めて聞いた単語。
全く何も連想できない。



横並びの店。
雰囲気の良い場所で、
カクテルを飲みながら出身校の話をしたその時のことだった。


ナンパをしていると、
やたらと知識が増えていく。


例えば市区町村。
どこ出身なの?といつも聞くので、
全国の土地について市区町村レベルで詳しくなっていく。


出身校についても、地方大学や専門学校だけでなく、
高校名についてまでどんどん詳しくなっていく。


チバは、もうナンパ歴は足掛け8年だ。
正直土地や学校などの分野の知識は、何に対しても切り返せるし、話題を膨らませることができるし、この話題については誰に対しても負けないつもりでいた。



だが。シ○ンスポ?



分からない。
全くもって、聞いたことが無い。



チバ「ごめん、何て?」



聞こえなかったフリをして、訊き直した。



彼女「シ○ンスポです。シ○ンスポ」



二回目の答え、彼女はわざとらしく、外国語の発音を使った。
チバは特に語学が得意ではない、ということは、
彼女は知っているはずなのに。



正直に訊いた。



チバ「ごめん、分からない。国内じゃない?」

彼女『そうなの。フランスにある学校なの』



それから彼女の詳しいストーリーを訊いた。
彼女の通った学校はすべてが超がつくほどのエリート校。
そしてそれらを優秀な成績で卒業した後、
フランスでも最高峰とされるパ○政治学院(Scxxxxes-Po:シ○ンスポ)を卒業し、
現在はとある政府系の機関で働いているという。


家族の話もそれとなく訊いた。
家系がすごかった。
祖父、そして父の経歴が凄まじい。
そして彼女は一度も腐ることなく、
その経歴に負けじと凄まじいキャリアを積み上げていっている。



ちょうど良く話が区切れたとき、二杯目の飲み物が届いた。
軽く乾杯をした後、チバはそのタイミングでお手洗いに向かった。



で、急いでポケットからケータイを取り出し、
慌てた指で、さっきの話を全部Googleした。
わからなかった単語をすべて。
彼女の勤務先のランクについて。
Googleはすぐに答えを出してきた。
それらをざっと眺めた。



まじかよ。
情けない言葉が思わず口から出た。
どれもこれも超一流。
彼女の経歴には一点の曇もない。



大物過ぎる。
こんなレベルの人で、かつ美女なんて、今までストで会ったことがない。



だが。
すぐに気を取り直した。
基本的に、ストリートナンパに学歴は関係ない。
口説きの現場では学歴は影響はあれど、決定的な影響は及ぼさない。
そしてそれ以上に彼女は今ここに居る。
アポに来てくれている。


つまり、ある程度の好意をチバに持っているということ。
現在は見極め段階だということ。
だから、ここからが勝負だということ。



よし。いつも通りいこう。
トイレの鏡。
自分の表情を確認。
ニッ、と、無理やり口角を上げる。


そして、彼女がいる席に戻る。



彼女『チバさんはどちらの大学なんですか?』



思わず口角が下がる。
今度は私の番、と言わんばかりに、すました顔の美しい女性が、足を組みながらストレートな質問を浴びせてくる。



正直に答える。
ずっと最高峰を維持している彼女にとっては下位大学だが、
努力して入った大学だし、努力して卒業した大学だ。
ベストを尽くしてここまで頑張ってきた。
誇れないものではない。



彼女『院には行かなかったのですか?』



瞬間の返し。
たったひとつの鋭い質問。
でもこれにも正直に答える。
普通は院に行くが、学卒して就職した話を。
そうするに至ったしっかりした理由も添えて。



必死に、論理にほころびが生まれないように、言葉を選んで慎重に答えるチバ。
ふうん、という表情を浮かべながら頷く彼女。



すでに気づいていた。
彼女の気持ちに。
少ない手数でど真ん中を突く質問を浴びせてくる彼女のその意図に。



彼女は、チバをインタビュー(面接)していた。



本来なら学歴の話はするべきじゃなかった。



相手が圧倒的に自分より高学歴だったり、
職の差が圧倒的に上だったりする場合は、


そのことについて一切話題にせず、
別のフィールドで、さらにこちらが有利になる話を
選択し続ける方法が王道の攻略テクニックになる。



相手が学歴や職業の話を振ってきても、
冗談で流すか、とくに興味がない素振りを見せて、
そんな堅い話をなんで今するの?とでも言いたげな雰囲気を出しながら
別の面白い話題を提供するかして、絶対に相手の得意なフィールドには入らないようにする。



しかし、今回は最初にチバが学歴の話を相手に訊いてしまっている。



なので、相手が学歴の話をこちらに振ってくることは自然だし、
詳しく訊いた分、詳しく聞かれてしまうことは、
会話として自然なことであるし、避けることは難しい。



好奇心を利用され、チバは彼女の得意なフィールドに引き込まれていた。
アウェイの場所で戦っていた。
そして第一ラウンドが終了。


彼女の判定。
彼女の今の気持ち。
それを表情から読み取る。


彼女は本音は表情に出さない。
出そうとしていない。
でも分かる。
この分野にどっぷり首まで浸かっている自分だから分かる。



冷笑。嘲り。



その僅かなサインが、読み取れた。



警報!
すぐさま話題を変えろ。



恋愛の話へ。
質問トークで、過去の恋愛遍歴の話題に移る。



いままでお付き合いしてきた男性を訊いた。
大学時代の元カレ。現在は官僚コース。
年上の元カレは、今では某機関の要職。
フランス時代の超エリートの元彼氏。


そして現在はフリーで、結婚を前提にした彼氏が欲しいと思っているが、
すでに何人かデートをしている相手がいて、見極めている段階のよう。
その男性たちのステータスが半端無い。


訊いていて、思わず失笑するレベル。
まるで皇室と結婚した一般人のリストを並べられているかのごとく。



彼らとの、ゴージャスな思い出を淡々と語る彼女。



それを語っている姿の彼女は、
あなたをその見極めリストに入れてあげてもいいけど、
あなたはそこに入るに相応しい人なの?
と言わんばかりの雰囲気。


まるでかつてのフランス。
ヨーロッパの大国だったフランス。
フランス人の誇りとプライドの片鱗。



やり辛くてしょうがなかった。



その時ふと、彼女が周りを見渡した。
チバのその感じを感じ取ったからなのかは知らないが。
ぐるっと。


その後、アンニュイな表情を浮かべる彼女。
そしてふーっと、ため息をつく彼女。



まるで、『もっといい店はなかったの?』とでも言い出しそうな雰囲気で。




チバ「次の店に、行こう」




まるで言わされたかのようだった。



すぐに会計を済ませて。
微妙な雰囲気を引き摺って。


彼女を連れて、次の店へと向かった。









————







彼女が落ち着いた店を希望したので、
急遽、立ち飲みの店に向かう歩を止めて、
タクシーで雰囲気の良いバーへと向かった。



店を変えると、二人の雰囲気も一気に変わる。
もちろん良い雰囲気が壊れてしまう時もあるが、
それ以上に、良くない雰囲気を良い方向に持っていくために
非常によく使える戦術になる。



鉄板のバー。
雰囲気は良い方向に向かいつつある。
このチャンスは逃さない。
ここで一気に関係構築ステップをクリアする。



学歴や素晴らしい元カレ達の話は避けて、
生い立ちの話、より深い体験についての話を展開する。



そこから価値観の話。
今まで生きてきた中で一番大切にしている価値観。
譲れない価値観。
それを気付くに至った体験についての話。



静かなバーで、深い話を二人で共有する。
そして共感を示す。
二人の距離をぐっと近づける。



彼女は芸術にも精通していた。
その話でとても盛り上がった。



文学の話も盛り上がった。
サンテグジュペリから始まり、
アレクサンドル・デュマ、
スタンダール。



彼女は驚いていた。
以外だったのだろう。
いきなり街で声をかけてきたナンパ野郎が、
椿姫や赤と黒の一節をすらすら暗唱してきたことに対して。
ただのナンパ男だと思って舐めるな。
これがチバのフィールドだ。



それぞれの将来のことについても話した。
彼女は本当に思慮深かった。
そして用意周到だった。
ゴールからちゃんと逆算思考して、
やるべきことを把握して、
それをキチンとやりとげる意志の強い女性だった。



彼女の身振り手振り、喋り方、振る舞いは帰国子女っぽいが、
中身は、心の奥は、奥ゆかしい日本人だった。
繊細な感覚を持ち、侘び寂びを感じ取り、儚さに趣を感じる心を持っていた。



深い話をすればするほど、彼女にどんどん惹かれていった。
彼女の魅力に吸い込まれていった。
彼女は学歴武装をしているが、それは繊細な中身を持っているが故だった。



彼女のチバへの態度、話し方もどんどん柔らかくなっていった。
二人の距離は、精神的にも、物理的にも、どんどん近づいていった。
チバに魅力を感じてくれていると思った。
二人の世界がどんどんと近づき、次第に交わっていくのを感じた。



あっという間に時間が過ぎていった。
判定法を使う。
もう大丈夫だ。
ちゃんといける。
このままセオリー通りに行こう。



スマートにお会計を済ませ、
鉄板のテクニック通り、店の前に呼んでおいたウーバーに乗り込む。



三軒目と告げた場所で、
彼女の手を取って降り立つ。




チバの住むマンションの前。
彼女の手を引き、エントランスへと向かった。





なんとなく心のどこかで、
こうなることは予感していた。





エントランスの前。
さあ、行こう、というチバの言葉に対して。







彼女は、はっきりとNOのサインを示した。
















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コメント

  1. Keita より:

    続き待ってます!!

  2. M2 より:

    チバさんの銀座昼ストって珍しいですね!
    個人的にも、街の相性探しのために色々な街でストしてます!

  3. チバ より:

    >Keitaさん

    そろそろアップします。

    >M2さん
    銀座、表参道はよく昼ストの場所として採用しています。
    相性の良い街探しは非常におすすめです。